全国ツアーの横浜公演を行ったＳＵＰＥＲ　ＥＩＧＨＴ（カメラ・岡野　将大）

　ＳＵＰＥＲ　ＥＩＧＨＴが１０日、横浜アリーナで全国ツアー「超アリーナツアー」（６都市１６公演）の神奈川公演最終日を迎えた。今年デビュー２０周年を迎え、７月に発売した最新アルバム「ＳＵＰＥＲ　ＥＩＧＨＴ」に収録された「カカッテコーゼ」や「アンスロポス」など全２５曲を披露。グループ名を関ジャニ∞から改名後初のツアーでも、変わらない姿を見せつけた。 　５人のメンバーと、１万５０００人のエイターの声が重なった。安田章大（４０）が「いったんペンライトとうちわに力を注ぐのをやめて、声を聞かせてくだい」と言うと、会場中に歓声がこだました。予想を超えた声量に、丸山隆平（４０）は笑顔でうなずき、横山裕（４３）は何度も手を叩いた。 　安田が「これが、ＳＵＰＥＲ　ＥＩＧＨＴとスーパーエイター（ファンの呼称）との確かな絆だ」と言うと、村上信五（４２）も「改めまして、ＳＵＰＥＲ　ＥＩＧＨＴでーす」と高らかにグループ名を叫んだ。 　デビュー前後の不遇な時期や、メンバーの病気や脱退などを乗り越え、２０年がたった。今やＷＥＳＴ．、なにわ男子、Ａぇ！ｇｒｏｕｐなど関西発グループのみならず、事務所全体をけん引する立場になった。 　丸山「最初は、手売りでＣＤ売っていたもんな」 　村上「いろいろ耐えしのんで、今日の日を迎えて、本当にありがとうございました」 　大倉忠義（３９）「あの頃は（メンバーが）約半分になるなんて思わなかったよね」 　２０周年記念であると同時に、２月のグループ名改名後初のツアー。真っ赤な衣装にマイクのみを握って登場したかと思えば、すぐに真っ白な装いに変わり、バンド演奏を披露。最新アルバム収録曲を中心としたパフォーマンスの間には、十八番のＭＣで盛り上げ、安田と丸山はデビュー初期のコントも披露し、会場を沸かせた。 　安田が「一つ一つの感情を瞬間、瞬間に爆発させる。それがＳＵＰＥＲ　ＥＩＧＨＴのライブ」と話した通り、グループ名が変わっても、２０年間で築いたパフォーマンスは健在。１２月からは、３大ドームツアー「二十祭」も始まる。安田は「『ありがとう』『感謝している』。それを上回る気持ちは、たった５文字。『あいしてる』。僕以外の４人も同じことを感じていると思います」とエイターにありったけの愛を伝え、最後は、横山が恒例のあいさつで締めた。「俺たちが最高で、最強の、ＳＵＰＥＲ　ＥＩＧＨＴー！」。（田中　雄己）