個室のような空間、最高級新型高速バス「ドリームルリエ」公開
THE PAGE
ジェイアールバス関東(東京都渋谷区)は24日、31日夜から東京・大阪間で運行を開始する新型高速バス「DREAM Relier(ドリームルリエ)」を報道陣に公開しました。同社が運行する高速バス「ドリーム号」シリーズの新たなバスであり、ラインナップ中で最高級の位置付けです。
ドリームルリエは、全長12メートル、高さ3.8メートルのバスです。座席数は、ラインナップ中で最も少なかった「グランドリーム号」の28席よりもさらに少ない18席です。席数を減らした分、各席の間隔にゆとりをもたせた上、席の間を仕切るパーテーションもシリーズで初めて導入するなど、個室のような空間づくりをめざしたそうです。 座席は、車両前方に配置された高級タイプの「プレシャスクラス」(2列シート・4席)と、その後方にある一般席の「アドバンスクラス」(3列シート・14席)の2種類。
プレシャスクラスの座席は幅60センチメートル。腰の左右を見ると空間的にゆとりがあり、寝返りも打てそうです。アドバンスクラスのシートを倒すと、太ももの部分も持ち上がって腰の負担が軽くなったように感じました。席の横にある濃いブラウン色のパーティーションによって、隣の人の目をあまり気にせずに眠れそうです 全18席にはタブレット端末「iPad mini 4」やイヤホン、コンセントを用意。車内にはフリーWi-Fi、空気清浄機つきエアコン、毛布も備えます。
31日夜のチケットは、プレシャスクラスが発売初日の3日に完売。広報担当の高橋加奈さんは、「(昨今は)多少お金をかけてもゆったりと移動したい、というニーズがあります」と話していました。 ドリームルリエは毎日、東京発1便(東京駅八重洲南口23時10分発)、大阪発1便(大阪駅JR高速バスターミナル23時発)運行。運賃は、プレシャスクラスが1万4000円から1万8000円、アドバンスクラスが1万400円から1万2500円など(乗車日によって変動)となっています。 (取材・文:具志堅浩二)