【競輪】田村武士はラストランで300勝挑戦「いい状態といい緊張感で戦えている」/弥彦ミッド
<弥彦競輪:ミッドナイト競輪>◇F2◇2日目◇26日 まだまだ勝負できそうで、代謝による引退が残念だ。一般1Rは深刻な競走得点不足により、今節がラストランになる田村武士(45=新潟)が1着となった。果敢に前へ前へ踏んだ堀内昇マークから、最後はまくった和泉田喜一に切り替えて追い込んだ。 これまで自力勝負にこだわり、後位を白星に導いた個性派レーサーだ。超レアな番手回りでの勝利に「もう堀内君のおかげ。あっ、和泉田さんにまくられたと思ったが、よく伸びた。やはり競輪はラインが大事」と、しみじみ振り返った。 これで通算300勝に「あと1勝」と迫った。もう、7月から戦う場はない。前節松戸ナイターから中0日で参戦し、疲れが心配されるが、活力に満ちている。「いい状態と、いい緊張感で戦えている。こういう思いがないと駄目。また頑張る」。最終日は節目の勝利を飾ってバンクを去ることになるか注目だ。