「サウナがそのままハイエースの中に」開発したのは好きすぎて会社に同好会『サウナ部』まで作った建設会社社長 介護用サウナ?も実用化へ
東北放送
サウナの愛好家は全国的に増加傾向にあり、「ととのう」という言葉も一般的になってきました。宮城県名取市に、サウナをこよなく愛する建設会社社長の男性がいます。「魅力に取りつかれた」と語る男性が自らの会社で始めた取り組みとは。 【写真を見る】「サウナがそのままハイエースの中に」開発したのは好きすぎて会社に同好会『サウナ部』まで作った建設会社社長 介護用サウナ?も実用化へ ■車がサウナに… 宮城県川崎町のキャンプ場に置かれた1台の車。 その中は…、なんと、サウナです。温度は90度まで上がる本格的なもので木の香りを楽しみながら入ることができます。 サウナカーを所有するMSコンサルティング 金大樹営業部長: 「温泉にあるサウナ室がそのままハイエースの中に入っている、それくらいのクオリティの高さがある」 このサウナ、移動式のため、どこでも「ととのう」ことができます。 サウナカーを所有するMSコンサルティング 金大樹営業部長: 「どんなところでもサウナを体験したいということを、しっかり実現している。専門的なものを扱っているところに作ってもらえるのかなと思っていた。最終的にたどり着いたのは、建設会社で正直びっくりしている」 ■車の中にサウナを開発した会社とは… その建設会社というのが、創業77年になる多賀城市の「鈴木工務店」。開発を手掛けたのは社長の鈴木美範さんです。 鈴木工務店 鈴木美範代表: 「はじめまして。鈴木と申します」 差し出された名刺には…。社名の横に「サウナ部」、そして「フィンランド式サウナ講習修了」の文字が。 鈴木工務店 鈴木美範代表: 「サウナの楽しみ方を知ったというか、魅力にとりつかれた。脳が活性化するとか言われている。実際にサウナに入った後の睡眠って深い」 魅力に取りつかれたという鈴木さんは社員30名ほどの自分の会社に同好会のサウナ部を作り休日には社員と一緒に汗をかいて楽しんでいます。 ■全国的にサウナ愛好家が増えている サウナの愛好家は、国内の研究機関が発表したデータによると、コロナ禍で一時、大幅に減少したものの、また少しずつ増え始め、現在はおよそ1800万人と推計されています。ドラマや漫画をきっかけに人気が急上昇し楽しむ人が増えています。