【パリ五輪現地情報】山本理仁が思い出す11年前の「ボコられた」記憶。サッカーU-23日本代表としてスペインにリベンジを
サッカーU-23日本代表は現地時間1日、フランス・リヨンで練習を行った。パリ五輪(パリオリンピック)準々決勝のU-23スペイン代表戦の前日となったこの日の練習後、ここまで3試合すべてに先発出場している山本理仁が取材に応じた。スペイン代表との対戦を前に、話題は11年前の苦い思い出へと移っていった。 【動画】11年前の対戦がこれだ! バルセロナ対東京ヴェルディジュニア 「中2日の4試合目なんで相当ハードですけど、もう全力を尽くすしかない。できる中でパフォーマンスをしっかりしたい」 7月30日のU-23イスラエル代表戦では、温存される形となった藤田譲瑠チマに代わってキャプテンマークを巻いた。ここまで3試合すべてに先発しており、疲労は溜まっているはずだが、チームが目指す金メダル獲得まで走り抜くつもりだ。 スペインには因縁がある。11年前、小学6年生だった山本理仁は東京ヴェルディジュニアに在籍しており、夏にU-12ジュニアサッカーワールドチャレンジという大会に参加していた。この大会には毎年バルセロナなどの海外クラブが招待参加しており、このときのバルセロナには久保建英、アンス・ファティらがいた。そして、この大会でMVPを獲得したのが、U-23スペイン代表としてパリ五輪に参加するエリック・ガルシアである。 山本も当時のことをよく覚えていた。「そのころから凄い選手だった」というエリック・ガルシアについて、「これだけ時間が経ってもう1回やれるのはうれしいですし、バルサも好きなので」と再戦を心待ちにしている。 東京ヴェルディジュニアはバルセロナと2度対戦した。グループリーグでは0-4で敗れ、準決勝で再び対戦するも0-5で敗れている。「完敗でした。ボコられたのを覚えています」と山本は当時のことを思い出しながらも、リベンジを誓う。 (取材・文:加藤健一【フランス】)
フットボールチャンネル編集部