「最高のサッカー人生だった」 ミスターヴァンラーレ・新井山祥智 引退セレモニー
今季で現役を引退する「ミスターヴァンラーレ」ことMF新井山祥智(39)=青森県五戸町出身=の引退セレモニーが、24日のJ3今季最終戦ヴァンラーレ八戸ーFC大阪戦後、八戸市のプライフーズスタジアムで行われた。新井山は「17年間、クラブと共にプレーできたのは自分の誇り。最高のサッカー人生だった」と笑顔で語り、慣れ親しんだ「全緑(ぜんりょく)」のユニホームに別れを告げた。 最終戦はベンチスタートとなった。後半38分、途中交代で約5カ月ぶりに背番号10がピッチに立つと、観客から大歓声。積極的にボールに絡み、味方にパスをつなぐなど奮闘した。 セレモニーで新井山は目を潤ませ「うれしいときも、つらいときもあったけれど、全てはサッカーのためだった。後悔はない」と言い切り、チームメートには「石さん(石﨑監督)の下で、もっともっとハードな練習をして来季昇格を目指して」とエール。サポーターにはJ2昇格に向け「もっともっと熱い応援が必要」とお願いした。 会場には大勢のサポーターが「祥智お疲れさま」「ありがとう」などと書かれたフラッグを掲げ、温かい拍手と声援を送っていた。