シンガポール企業、仏クラブメッド持ち分取得目指し協議中-関係者
(ブルームバーグ): シンガポールの不動産投資会社キャピタランド・インベストメントは、フランスの高級リゾートチェーン「クラブメッド」の少数持ち分を中国の複合企業、復星国際から取得する方向で大詰めの協議を進めている。事情に詳しい関係者が明らかにした。
キャピタランド・インベストメントは、シンガポールの政府系投資会社テマセク・ホールディングス傘下の複合企業キャピタランド・グループの一部。クラブメッド持ち分20-30%を数億ユーロで取得することを目指していると、関係者が情報の非公開を理由に匿名で語った。
キャピタランド・インベストメントは、プライベートエクイティー(PE、未公開株)投資会社など競合相手を上回る取得額を提示し、持ち分譲渡先の最有力候補に浮上したという。
協議はなお継続中で、最終決定はまだ下されていないと関係者は述べた。
復星国際は、資産売却や借り入れ削減など債務負担軽減に向けた取り組みを強化している。
原題:CapitaLand Is Said in Talks to Buy Stake in Fosun’s Club Med (1)(抜粋)
--取材協力:Dexter Low、Shirley Zhao.
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Kari Soo Lindberg, Dong Cao, Vinicy Chan