クラブ初の4戦連続無失点へ アビスパ福岡・宮大樹が鹿島のエースと真っ向勝負「負けていたらうちのCBは務まらない」
J1アビスパ福岡の宮大樹(28)がJ1リーグ戦でクラブ初となる4試合連続無失点を誓った。チームは19日にアウェーで鹿島と対戦。 ■ミニのワンピ、女性警察官風衣装も…ハロウィン仕様コスチュームでチアが舞う【写真】 センターバックの要は「3試合無失点に抑え、チーム全体で非常に自信になっている。FWも献身的に守ってくれると思うので、最後はGKを含めた自分たちが守りたい」と強豪相手からのクリーンシートを宣言した。 福岡は2試合続けてスコアレスドローに終わった後、4日に名古屋を1―0で撃破。リーグ戦で12試合ぶりに勝利を収めた。宮は結果が伴ってきたことを喜びながらも、相手のシュートが何度もクロスバーに救われた現実も受け止める。「手放しに喜べない。次はクロスバーにかすりもさせない、そもそもシュートを打たせない守備をしたい」と引き締めた。 闘志を前面に出してプレーする宮にとって、鹿島との対戦は自然と気持ちが高まる最高の相手だ。「小さいときからG大阪のファンで優勝争いをしているとき、鹿島がライバルだった。常に上位争いをしている。本当に偉大なクラブと対決できるのは毎試合楽しみ」と早くも高揚している。 子どものころ見ていた鹿島では「特にマルキーニョスが本当にすごかった」と、2007~10年の在籍期間で59得点するなど、日本で15年間プレーし通算152ゴールを挙げたブラジル人FWに何度も驚かされた。現在はチーム最多13得点している鈴木優磨を警戒する。「なんでもできるし、彼が点を取っているときは負けないイメージが強いので仕事をさせないようにしたい」。フィジカルが強い相手のエースストライカーとのマッチアップには「むしろ大歓迎。そこで負けていたらうちのセンターバックは務まらない。常に逃げずに戦い続けたい」と真っ向勝負を挑むつもりだ。(末継智章)