今季3勝の竹田麗央「今は全然痛みはない」前週に背中痛で棄権した復調アピール
国内女子ゴルフツアーで今季3勝、年間女王争いでトップの竹田麗央(21=ヤマエグループHD)が、背中痛で棄権した前週からの復調をアピールした。ニチレイ・レディース開幕前日の13日、会場の千葉・袖ケ浦CC新袖Cで行われたプロアマ戦に参加。18ホールを回りきった後に報道陣に対応し、現在の状態について「大丈夫です。はり治療をして、今は全然痛みはないです。ちょっと振るのは怖かったですけど、痛みはなかった」と説明した。今大会に向けた練習も、11日から再開していた。 【写真】プロアマ戦で笑顔の竹田麗央 前週の宮里藍サントリー・レディースでは、第1ラウンドを6アンダーの66で回り、3位と好発進していた。だが第2ラウンドのスタート前に棄権。その時の様子についてこの日、竹田は「朝起きた時に痛くて、スイングはできるかなと思ったんですけど、振ってみたらアドレスで痛かった。アドレスでもう痛かったので、振れない感じだった。いい位置にいて、すごい楽しみな大会だったので、悔しかったんですけど、知らない間に疲れがたまっていることに気が付いた。いい休養だったかなと思います」と、前向きに受け止めていることを明かした。 現在の世界ランキングは42位で、日本人女子としては8位の笹生優花、19位の古江彩佳、20位の畑岡奈紗、21位の山下美夢有に次いで5番手につけている。ケガの影響はなく、次週は当初の予定通りにメジャーの全米女子プロ選手権に出場する計画。今大会との2戦で好成績を残せば、今月24日付の世界ランキングで日本人女子2番手、もしくは同ランキング15位以内で、パリ五輪の出場権を得る可能性もある。竹田は「難しいと思うので、そんなに考えてはいないですけど、来週の全米プロも今週もベストを尽くせるように頑張りたいと思います」と、気負うことなく冷静に話していた。【高田文太】