京都で「ジビエ」の魅力発信へ、43店舗参加のフェア開催
ジビエの魅力発信と消費拡大を目的とした『森の京都ジビエフェア』が11月18日より、京都市など7市町・計43店舗でスタートする。各飲食店ではカツレツやソーセージなど、趣向を凝らしたジビエ料理が味わえる。 【写真】「鹿ホットドッグ」(340円) 狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉・ジビエ。フランスを中心にヨーロッパ各地で貴族の食文化として発展してきた。しかし近年の日本では野生鳥獣が増加し、田畑を荒らしたりすることから農山村を中心に深刻な影響を及ぼしている。そんななか豊かな森が広がる京都府の中部地域では、捕獲した鳥獣を食肉として有効活用し、鳥獣被害対策や地域活性化に貢献できる取り組みをおこなっている。 今回のフェアもその一環で、京都府などが主催し今回で7回目を迎える。今回は、京都市右京区(5店)、亀岡市(5店)、南丹市(5店)、京丹波町(4店)、福知山市(13店)、綾部市(4店)、舞鶴市(7店)の43店舗が参加。和食やフレンチ、中華や焼肉などジャンルは幅広く、熟成した鹿肉や手作りの鹿ソーセージなど気になるメニューがスタンバイ。各店舗で使われるジビエ肉は、地元猟師やオーナー自らが捕獲し、丁寧に下処理したものを使用しているという。 また、各店舗でジビエ料理を食べ、アンケートに答えると「鹿ソーセージ」「鹿肉味噌」などのジビエ商品が抽選で当たるキャンペーンも実施する。フェアを主催する担当者は「高タンパク質で鉄分やビタミンも多く含まれるジビエ料理をこの機会に味わって欲しい」とコメントしている。 期間は11月18日~2024年2月18日まで。営業時間などは各店舗によって異なる。