【速報】辺野古新基地、くい打ち試験作業始まる 沖縄県は「事前協議の対象」と中止要請へ
【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で、防衛省沖縄防衛局は3日午前、大浦湾で鋼管ぐいを打つ作業を開始した。同日午前9時ごろ、ゆっくりとクレーン船が動き、くいを海中に降ろす様子が確認された。 【動画】辺野古新基地、くい打ち試験作業始まる 防衛省は護岸工事そのものではなく準備作業としてくい打ちの手順の確認する「試験」として、県との事前協議の「対象外」と主張している。これに対し、県は「通常工事の着手とみなす」として中止を求める考えを示している。 1日に大浦湾へ入っていたクレーン船には2日朝から防衛局の受託業者とみられる作業員の姿が複数確認できており、同日午前9時ごろからクレーンで鋼管ぐいとみられるものをつり下げて海中に降ろす作業を実施している。一方、新基地建設に反対する市民は船やカヌーで抗議している。
琉球新報社