『デレマス』声優陣はオーディションで役を射止めた瞬間なにを思うのか? 白雪千夜、浅利七海、イヴ・サンタクロース役声優が語る「演じるアイドルとの出会い」から「ソロ曲を披露する」までのシンデレラストーリー
総勢190人のアイドルたちが登場する『アイドルマスター シンデレラガールズ』では、長い歴史の中で、都度アイドルのボイスが実装されてきた。 『アイドルマスター シンデレラガールズ』画像・動画ギャラリー 応援しているユーザー(プロデューサー)にとって、「アイドルに声がつく」ことは喜ばしい催しだ。 ボイス実装のきっかけのひとつが、「シンデレラガール総選挙」と呼ばれる投票イベントである。2022年には「Stage for Cinderella」に名前を代え、約1年という長期間に渡って開催されたのはまだ記憶に新しい。 そして『アイドルマスター』(以下、『アイマス』)シリーズと言えば、その展開はゲーム内のみに留まらない。アイドルを担当する声優陣によるリアルライブイベントも開催され、大いに盛り上がりを見せている。 アイドル、そしてアイドルを演じるキャストたちの晴れ舞台のひとつが「ソロ新曲」の披露と言えるだろう。 2024年8月21日、3人のアイドルたちのソロ曲が収録されたCDが発売された。「CINDERELLA MASTER」シリーズ第17弾でソロ曲を披露するのは、白雪千夜、浅利七海、イヴ・サンタクロース。 『アイマス』シリーズは歴史も長く、多くのプロデューサーに愛されるコンテンツだ。役を射止めるためのオーディションにかける想いや、アイドルを演じるプレッシャーも相当なものだったと予想される。 今回、電ファミニコゲーマー編集部では、白雪千夜役の関口理咲さん、浅利七海役の井上ほの花さん、イヴ・サンタクロース役の松永あかねさんへインタビューを実施。 プロデューサーたちからの大きな期待を背負ってアイドルに声を吹き込み、アイドルとして歌う。オーディションからソロ曲披露までに至るシンデレラストーリーについて語ってもらった。 取材・編集/竹中プレジデント 撮影/かちゃ ■『アイドルマスター シンデレラガールズ』で演じるアイドルを発表する瞬間の心境とは? ──『アイドルマスター シンデレラガールズ』では、「どのアイドルに声がつくのか」「誰が声を担当するのか」という点に注目しているユーザー(プロデューサー)が多い印象です。関口さんは、白雪千夜役を演じることが発表される際、どのような心境だったんでしょう? 関口理咲さん(以下、関口さん): 言葉で言い表すのはすごく難しいんですけど、プレッシャーのほうが大きかったかもしれません。 もともと私は、PSPの『THE IDOLM@STER [アイドルマスター SP]』をプレイしていて、『モバマス』【※】もダウンロードして遊んでいたんです。『デレステ』【※】もリリース当初からプレイしていたので、まさか自分が「シンデレラガールズ」になれるとは露ほども思っていませんでした。 ──白雪千夜ちゃんを演じる前から『アイマス』ファンで、プロデューサーだったんですね。心の中では『デレマス』に登場するアイドルを演じてみたいという想いはあったんでしょうか。 関口さん: もちろん、演じることができたらいいなという想いはあって、カラオケで「お願い!シンデレラ」を歌うくらい大好きで、憧れていました。 ただ、とんでもない有名コンテンツですし、『デレステ』にハマってる当時の私にとって、「シンデレラガールズ」は雲の上の存在でした。 それに、当時の私はまだプロの声優さんではなくて、マウスプロモーションの養成所生だったんです。なので、SNSのアカウントも一切持っていなくて、発表時のSNSの様子も見ていなかったんです。 ──え、そうだったんですか!? 関口さん: はい。千夜ちゃんを演じることを周囲の人たちにも黙っていたので、公式の発表後に「(担当声優に)関口理咲って書いてあるんだけど、マジ?」と友達から連絡がきて、少しずつ実感が湧いてきました。 ── 浅利七海ちゃんの担当声優が発表される瞬間を、井上さんはどのように迎えたんですか? 井上ほの花(以下、井上)さん: 私はいつ公式発表があるのかを知らなくて、しかも公式発表の日に、ちょうどコロナのワクチンの副反応で大熱を出していたんです(笑)。 一同: (笑)。 井上さん: 寝ているなかLINEの通知がずっと鳴ってて、「具合が悪いのに……なんだろう?」と思いながらスマホを見たんです。 そうしたら、ずっとお世話になってる花林ちゃん【※】をはじめいろんな方から「ほーちゃんおめでとう!」というメッセージがたくさんきていて。 ──ただでさえ発熱しているのに、それはいきなりすぎて焦りますよね。 井上さん: もう本当に「待って! 今発表されたの!? どうしよう!」ってなりました。朦朧とするなか、慌てて文章を考えて、ちゃんと書けているかもわからない状態でTwitter(現X)に投稿した記憶があります。 ──松永さんは、ご自身がイヴ・サンタクロース役を演じることを発表する際にはどのような心境でしたか? 松永あかね(以下、松永さん): めっちゃプレッシャーでした。ただ、私は事前に公式発表のタイミングを教えてもらっていたんです。 でも、公式発表の日には、イルミネーションを見に行く予定がすでに入っていたので、前日か前々日くらいに言葉を慎重に選んで文章の下書きをして、マネージャーさんにも問題ないか確認してもらっていました。 当日は、公式発表から少し経ってから「今だ!」 って気持ちで投稿しました。どんな反応があるのか気になって、緊張してドキドキしていました。 ──松永さんは万全の準備を整えて発表を迎えたんですね。 松永さん: それと、私の場合は公式発表の前にイベントの予告か何かで、イヴちゃんの声だけは公開されていたんです。 プロデューサーさんたちが「この声は誰だろう?」と予想してくださっていると思っていたので、報告をしたときは「私でした!予想は当たったかな~?」っていうテンションでもありましたね。 でも、報告の投稿をした後はどんなリアクションがあるのか見るのが怖かったので、イルミネーションに全集中していました(笑)。 ──まさかの(笑)。 松永さん: そのとき一緒にいた友だちが、イヴちゃんのボイス追加がX(Twitter)でトレンド入りしていることを教えてくれて「これが指名手配されてる気持ちなんだ!(笑)」と思いながら、イルミネーションの写真を撮っていました。 ■養成所生のときに突然あったオーディションの機会。1日10時間以上練習して臨む ──関口さんの演じる白雪千夜ちゃんは、アイドルがゲーム内に実装されるのとボイス実装が同時という『デレステ』では珍しいアイドルになっていますよね。 関口さん: そうなんですよ。『デレステ』には、ボイスのついていないアイドルの子もいて……その中で最初からボイスのあるアイドルが加入するわけですから、どのような反応があるかはある程度は想像していました。 私もプロデューサーですから、みなさんの気持ちがわかるんですよ。だから、「気持ちはわかる!すっごいわかる!」と思いつつも、千夜ちゃんを演じられることはすごく嬉しいし、「千夜ちゃんを好きと言ってくれる方のために、やるしかない!」って思っていました。 当時、私はSNSを全然見ていなかったので、みなさんの意見はあんまり目に入ってこなかったんですけど、プレッシャーは人一倍あったと思います。 ──関口さんが白雪千夜役を演じるまでにはどういった経緯があったのでしょう。 関口さん: 先ほども少しお話しましたけれど、千夜ちゃんのオーディションを受けたときの私は、まだプロの声優ではありませんでした。マウスプロモーションの養成所生で、事務所の所属試験も終わっていない状態だったんです。 ありがたいことに、養成所生のときからいくつかオーディションを受けさせてもらっていたんですけど、ある日突然、千夜ちゃんのオーディションのお話が来て、そのときはひっくり返るくらい驚きました。 ──大好きな『デレマス』のオーディションですもんね。 関口さん: オーディションを受けられること自体が、信じられないくらい嬉しかったです。 お話をいただいたからには受かるためにはどうするべきか考えて、「お願い!シンデレラ」を改めて練習したり、いただいた台本のセリフをどう演じるのか、1文字1文字にマークをつけながら試行錯誤したりしていました。 お話があってからオーディションまで2週間くらいあったと記憶してるんですけど、その期間は1日10時間以上は台本に向き合っていました。 ──1日10時間以上ですか!? すごい熱量です。 関口さん: でも、そこまで役を作りこんでからオーディションに行ったのに、手応えは全然ありませんでした。今思い返すと、あのときはまったくと言っていいほど千夜ちゃんの声になっていなかったなと思います。 本来なら準備すべき水や筆記用具も持っていない状態でしたし、それに「お願い!シンデレラ」を歌ったんですけど、そういう形式のオーディションが初めてだったので、勝手がわからなくて困りました。 声とは関係ないんですけど、特技の誕生日占いでディレクターさんを占って、ドヤ顔をしたりもしてましたね(笑)。 ──オーディション中に占いとは(笑)。 オーディションが終わったときの率直な感想はいかがでしたか? 関口さん: 絶対に落ちたと思っていました。それでも「よし!頑張った!やりきった!」って気持ちでしたね。 「お願い!シンデレラ」を歌った際に、ディレクターさんが具体的な歌いかたのアドバイスをくださったのがすごく嬉しかったですし、ずっと前から好きな作品のオーディションを受けられただけで満足で「これを一生の自慢にしていこう!」というテンションでした。 でも、しばらくしたら、電話で「受かりました!」って連絡が来たんです。私、それを聞いた時にビックリしすぎて、5年間使っていたiPhoneを落として割っちゃったんですよ。そのときは「良いことと悪いことって同時におきるんだな」って思いました(笑)。 ──手応えのなかったなか、見事オーディションに合格したわけですが、なにが合格につながったのか、今振り返ってみて思い当たる要素はありますか? 関口さん: 誰かに聞いたわけではないんですが、自分としては「見た目」なんじゃないかなと感じています。 千夜ちゃんのオーディションの資料をいただいたとき、私、たまたま千夜ちゃんと同じ髪型してたんですよ。しかも、プライベートで黒い服を着ることも多かったので「見た目似てるかも?」と率直に思いました。 それに、いろいろな悩みや葛藤を抱えているところを見ていると、昔の私を見ているような気持ちがするといいますか……近い部分を感じます。 ■『デレマス』の中で初めて演じたいと思った女の子が浅利七海だった。オーディションに受かるため海にお祈りへ ──井上さんが浅利七海ちゃんを知ったのはどのタイミングなのでしょうか。 井上さん: 私は小さいころにアニメやゲームにあまり触れていなかったので、声優のお仕事をさせていただくようになってからも、『デレマス』のことは全然知らなかったんです。事務所からオーディションのお話をいただいたことをきっかけに知りました。 そのときに『デレマス』について調べて、たくさんのアイドルの子たちを見ているときに「この子の声をやりたい!」って最初に思ったのが、七海ちゃんだったんです。 ──『デレマス』の中で初めて気になった女の子が浅利七海ちゃんだったと。 井上さん: はい。でも、なかなか七海ちゃんのオーディションの話がこなくて。「ボイスアイドルオーディション」1回目のときも「七海ちゃん来ないかな」と期待していたんですけど、七海ちゃんは上位に入らなくてオーディションの機会がなかったんです。 その年は七海ちゃんにとっては惜しい結果になってしまったんですけど、次の年の「ボイスアイドルオーディション」では1位になったので、そのときは嬉しかったですね。 ──井上さんにとっては、待ちに待った浅利七海ちゃんのオーディションですもんね。 井上さん: でも、「これはオーディションが来る来る!」と期待してたんですけど、例年そういうオーディションのお話をいただける時期になっても、七海ちゃんのオーディションの話が一向に私の耳に入ってこなかったんです。 それで心配になって事務所に聞いてみたら……「そういえばオーディションの話、来てます!」って言われて。すぐに「ずっと練習してた七海ちゃんのオーディションを受けたいです!」と伝えて、七海ちゃんのオーディションを受けさせてもらうことになりました。 ──オーディションが来る前から七海ちゃんの役作りをされていたとのことですが、それ以外にオーディションに向けて準備していたことはありますか? 井上さん: 実際に海に行って、海に向かってお祈りしました。 ──えっ、海にお祈りですか!? 井上さん: お家の近くに海があって、そこに「受かりますように、受かりますように!」ってお祈りをしました。 ──その甲斐(?)あってか、浅利七海のオーディションに合格するわけですが、その知らせを受けたときの心境について教えていただけないでしょうか。 井上さん: お家にいたときに合格の連絡があったんですが、連絡を受けた瞬間に大泣きしちゃいました。 でも、オーディションに受かったことって誰にも言っちゃダメじゃないですか。 それなのに、そのときちょうど家に母がいて……大泣きしている私を見て「なんで泣いてるの?」って。 ──井上喜久子さんが。 井上さん: バレないようにしなきゃいけないんですけど、嬉しさには勝てなくてそのまま泣き続けちゃいました。 ──お話を聞いていると、井上さんの七海ちゃんに対する並々ならぬ思いを感じます。そもそも七海ちゃんを演じたいと思った理由はなんだったのでしょうか。 井上さん: 最初は、見た目で「この子かわいい!」と思って、七海ちゃんが好きになりました。そこから七海ちゃんについて調べてみたら、お魚さんが大好きなアイドルってことがわかって。 じつは私もお魚さんがすごく好きなんです。高校生のときには、八景島シーパラダイスでアルバイトをしていたこともあります。高校生は水族館では働くことができなかったので、その代わりに 水族館がよく見えるフードコートで働いていました。 ──お魚好きという共通の趣味が。 井上さん: はい。それで七海ちゃんのことがもっと好きになりました。 それに加えて、七海ちゃんは語尾や言葉遣いがちょっと個性的で、お父さんとお母さんのことを「父様、母様」って呼ぶんです。当時、私が推してた3次元のアイドルの女の子も、お父さんとお母さんを変わった呼びかたで呼んでいて。そういうところも「かわいいっ!刺さるっ!」って惹かれました。 こういう風にいろいろ好きになる要素があって「七海ちゃんのオーディションを受けられるなら、絶対に受けたい!」って思うようになっていったんです。 ──オーディションが開催されるかわからないときから、そこまで強い想いを抱いているとは……。 井上さん: 「いつか七海ちゃんのオーディションを受けたいな」って思って、練習にもより一層熱が入ったんだと思います。 ──確かに。いつかは機会があるかも……? と思うと頑張れるかもしれませんね。 井上さん: ただ、肝心のオーディションの手応えはまったくありませんでした。過去に何度か受けたオーディションと同じように今回も落ちただろうなあと。 オーディションの1年前から七海ちゃんの練習はしてましたけど、それは向こうのスタッフさんは知らないですし、合格した決め手と言えるのは海にお祈りしたこと……くらいしかないかなぁ。 ■合格の決め手は「オーディション会場で一番うるさかった」から? ──松永さんの演じるイヴ・サンタクロースは「Stage for Cinderella」において劇的な展開で1位を獲得、その後にボイスが実装となった、まさにシンデレラなストーリーを歩んだアイドルです。 松永さん: 私も、井上さんと同じように『デレステ』のオーディション自体は何回か受けていて、「総選挙」のあとにオーディションがある流れはなんとなく知っていたので、「今年はどの子が来るのかな~?」と思いながら、「総選挙」を見守っていたんですよ。 その年、イヴちゃんはグループ予選で敗退しちゃったのに、プレイオフから勝ち上がってきて、そのまま1位になったので、めっちゃビックリしました。 ──そんなイヴ・サンタクロース役を射止めた松永さんですが、オーディションの手応えはどうだったのでしょうか? 松永さん: 私も手応えはありませんでした。イヴちゃんのオーディションがあった時期は、別のオーディションも結構多くて、役作りも満足にはできていなかったんです。 時間がないことに焦りがありつつも、イヴちゃんの癖の強い現実離れしたキャラクター性を引き出すために台本に向き合って、短い時間のなかですが役作りに必死に取り組んだ記憶があります。 ──オーディションに合格した要因についてはどのようにお考えですか? 松永さん: イヴちゃんのボイス収録の最初に、スタッフさんと「いちからイヴちゃんというキャラクター」を作り直したんです。オーディションで演じたときのイヴちゃんとは全然違う女の子になっているので、演技が決め手ではないと思うんです。 なので、オーディション会場で私が一番うるさかったことなのかなあ……って。 ──えっ、それってどういうことですか?(笑) 松永さん: オーディションって、スタッフさんと一緒に廊下で待つ時間があるんですけど、私は何か喋ってないと緊張しちゃうタイプなので、待ってる間ずっとスタッフさんと喋ってたんです。そしたら「あなたがオーディション会場で一番うるさかったよ」って言われちゃって。 ただ、人の懐に入っていけるホワーッとしたところがイヴちゃんの性格と合っていたみたいで。「打ち解けた後の雰囲気がイヴちゃんに近いから、リラックスしていろいろな表情を見せてくれたらいいな」みたいなことを言っていただいた記憶がありますね。 ──素の松永さんの雰囲気にイヴ・サンタクロースっぽさを感じたのかもしれませんね。合格の連絡はどのような状況で知ったんですか? 松永さん: 最初に連絡があったときは寝ていて、連絡がきてから2時間後くらいに事務所からの着信に気づいたんです。 着信があるということは「もしかしたら、合格したのかも」と思いつつ、期待しすぎないようにしながら電話をかけ直したところ「合格しました!」と。それまで眠かったのが、バッチリ目が覚めました! ──先ほど「(役を演じることを発表する際に)プレッシャーを感じていた」とおっしゃっていましたが、それはやはり「Stage for Cinderella」で1位をとったイヴ・サンタクロース役を演じるというのが重圧に感じたのでしょうか。 松永さん: もちろんそれもありますが、高校の同級生に志希ちゃん(一ノ瀬志希)のことがすごく好きな子がいたんです。昼休みには『デレステ』の音ゲーを遊んでいて、ライブの映像も見せてくれて、「志希ちゃんがかわいい」という話もたくさん聞かせてくれました。 私の身の周りにもいたくらいだから、全国で考えると『デレマス』のアイドルの子を推してくれている人たちって、もっともっとたくさんいるわけじゃないですか。 ──確かに。イヴ・サンタクロースちゃんはアイドルとしては2011年から登場しているので、応援しているプロデューサーの想いも強そうです。 松永さん: だから、私よりも長くイヴちゃんのことを応援してくださっているプロデューサーさんたちが納得する演技をしないといけない。それに、総選挙で1位をとったからには、他のアイドルを応援しているプロデューサーさんにも「イヴちゃんでよかったな」って思ってもらえるように頑張らないと、と思ってめちゃくちゃプレッシャーを感じていました。今だからお話できることではありますが、当時は本当に怖かったです。 ■とにかく優しい「シンデレラガールズ」の先輩たち ──アイドルを演じるキャスト陣も大所帯になってきていますが、「シンデレラガールズ」、いわゆるその一門に入るときは、どのように迎えられるのでしょう。 関口さん: たぶん私が先輩方とがっつり絡んだのは、ライブのダンスレッスンが最初だったと思います。 ダンス経験がなかった私は、みなさんがツーステップをしているなかでひとりだけロボットのようなぎこちない動きになっていたんですが、みなさん優しく接してくださったんです。 井上さん: 私も、ダンスレッスンで何もわからない状態になっているとき、先輩たちがすごく話しかけてくれました。 ほかにも、ライブで披露する曲の間奏で私が言う七海ちゃんのセリフについても、五十嵐さん【※】が考えてくださって。 セリフを考えるには、七海ちゃんがどういうキャラクターなのかを知らないとできないことだと思うんですよ。自分が担当するアイドルだけでも大変なはずなのに、七海ちゃんのことも考えてくださったのが、嬉しかったです。 ──お話を聞いていると、仕事の仲間というより学校の先輩、後輩の関係のような印象を受けるのですが、実際にはどのような関係性なんでしょう。 関口さん: 優しさの種類は文化系だと思います。生徒会が近いような気がしますね。 井上さん: こんなにたくさん女性が集まってるのに、ギスギスしてないんですよね。 関口さん: そうそう。してないしてない。 井上さん: それに、とにかく先輩がなんでも助けてくださるんです。たとえば、入ったばかりの自分がスタッフさんに言いにくいようなことも、先輩が代わりに言ってくださったりとか。 ライブでの衣装や曲について、花林ちゃんに相談したときも、花林ちゃんが全部教えてくれました。 ──松永さんが迎え入れられた時は、どんな感じでしたか? 松永さん: 私はまだレッスンをしていないので、ラジオでお話させていただいた先輩方に限られてしまうんですけど、すごく優しいなって思います。 本来なら後輩である私が気を遣わなきゃいけないはずなのに、逆に気を遣って話かけてくださる先輩がすごく多くて、フレンドリーに接してくださるのが嬉しいです。 井上さん: わかります! ──至れり尽くせりですね。先輩方から優しくされると、逆に自分が後輩を迎える立場になったとき、同じように優しくしようと自然に思うという優しさの連鎖があるのかもしれませんね。 関口さん: それもあると思います。自分が優しくしていただけたからこそ、あたたかい空気を作るために頑張ろうと思えるところはあります。 私の持論になりますけど、「シンデレラガールズ」のキャストさんとアイドルって本当に似てると思うんです。「この子はこのキャストさんしかありえないよね」と思うことがすごく多いんですよ。 「シンデレラガールズ」のアイドルの子たちがみんないい子だから、その子たちに似たキャストさんも、みなさんいい人たちなのかもしれないと感じていて。そういう優しい世界が出来上がっているんじゃないかなと思っています。 井上さん: すごい先輩ばかりなので、ずっと頼っていたくなっちゃうんです。私、これから先もずっと甘えながら生きていきそうだなって思ってて(笑)。 一同: (笑)。 ──松永さんも井上さんも、いつか迎える側になっていきますから。 関口さん: そう。あっという間よ(笑)。 井上さん&松永さん: えー! 関口さん: 気づいたら先輩って言われちゃってるからね。 井上さん: 先輩になるんですか? 怖いです。 松永さん: みなさん本当に優しくて、私、絶対にあんな風にはなれないなって思うんですよね。 関口さん: そんなことないよ(笑)。私も、人間的にもキャリア的にもまだまだへっぽこですけど、「シンデレラガールズ」としては、おふたりより先輩の立場になったので、先輩方が私にしてくれたのと同じように接していけたらなと思うようになりました。 ■「悲しみ」や「もどかしさ」の感情が込められている白雪千夜ソロ曲「Clock Hands」 ──ここからは今回発売されるソロ曲についてお話をお伺いできればと思います。白雪千夜のソロ曲「Clock Hands」について、関口さんからぜひ注目してほしいポイントを教えてください。 関口さん: 結構昔に、「Drastic Melody」という自分の殻を破った千夜ちゃんの想いが乗ったイベント曲を歌わせていただいたんですが、新曲の「Clock Hands」は時間軸でいうと「Drastic Melody」の前にあたるんです。 このソロ曲は、千夜ちゃんが歌う楽しさに徐々に徐々に気が付いて、アイドルとしての自分のあり方を見つめるきっかけ、第1歩になるものなので、成長途中の雰囲気を感じ取ってもらえたら嬉しいです。 ──成長途中の白雪千夜ちゃんですか。どのあたりがいつもの彼女と違うんでしょうか。 関口さん: これまでの千夜ちゃんの収録では「可能な限り感情を乗せないでください」と言われることが圧倒的に多かったんです。でも、このソロ曲の収録では「もっと感情を足していいよ」と言われました。 とくに、「悲しみ」や「もどかしさ」の感情は、これまでにないくらい込められています。曲を通じて、千夜ちゃんの内面的な部分を感じてもらえたらいいなと思っています。 ──なかなか重そうな感情が入ってそうですね……。 関口さん: 普段は、曲のブロックごとに収録していくんですけど、今回のソロ曲の収録では「全体を流れで表現して歌ってください」と指示があって、1番を一気に歌いきる形で収録をしました。2番も同様です。そのおかげで、気持ちを乗せやすかったです。 ──プロデューサーの方に向けて「Clock Hands」のテーマをひと言で伝えるとしたら、どのような言葉になりますか? 関口さん: そうですね……「0から1へ」 って感じですね。千夜ちゃんはいろいろな葛藤を抱えているので、他のアイドルの子たちが立っているシンデレラへのスタートラインよりも、ちょっと後ろを走っているイメージがあるんです。 そんな彼女がようやくスタート地点に立てたっていう意味で、この曲は0から1になるキッカケになるのかなと思います。 歌いかたの話にはなってしまうんですが、「手を伸ばしてた」という歌詞を、1番と2番で情景を変えて表現してみたので、そこも気にして聞いて欲しいです。 ──そんな 「Clock Hands」を、関口さんが最初に聞いた時の第一印象はいかがでしたか? 関口さん: 「綺麗なメロディだな」と思いました。千夜ちゃんは言葉が強かったりして、勘違いされちゃうことも多いんですけど、本質的には本当に綺麗な心を持っている子なんです。そんな千夜ちゃんの透明感や純粋さを感じられる曲でした。 ──ありがとうございます。完全に余談になってしまうのですが、白雪千夜ちゃんがプロデューサーを呼ぶときに言う「お前」が、最初は普通の「お前」だったのに、今は「お前」の後ろに「♡」がついているのでは? という噂を耳にしまして……。 関口さん: 私も、今の千夜ちゃんは「お前」の後ろに「♡」のような親しみがあると思います。嬉しいです。そのことがしっかりと伝わっていて。 ──ちなみに、今回のソロ曲は「♡」がまだついていない時系列の曲ですか? 関口さん: まだ……かな。でも、自分の内面に向き合うようにはなってきたので、ゲーム的には「1回イベント発生した段階」くらいの感じだと思います。 ■歌詞カードを見ないと発音がわからないかもしれない浅利七海ソロ曲「にんぎょひめ練習中!」 ──浅利七海ちゃんのソロ曲の「にんぎょひめ練習中!」ですが、「で」って発音が多めですよね。 井上さん: そう!そうなんです~。すごいですよ、この「レッツドゥーザダンス」って歌詞もあって。 ──狙ってそうですよね(笑)。 井上さん: 後で聞いてみても「ドゥーザダンス」には全然聞こえないんです。歌詞カードを見ないと「今、何て言ったんだろう?」ってなると思います(笑)。 ──浅利七海ちゃんは発音が独特なので、演じたり歌ったりするのはかなり大変そうなイメージがあるのですが、実際はどうなのでしょう? 井上さん: 七海ちゃんの発音についてはちょっと慣れてきた部分があります。最初のころは、セリフも歌詞も「だぢづでど」のところを全部自分で「らりるれろ」に直して書いてたんですけどを今はまったくなくても言えるようになりました。 でも「だぢづでど」が「らりるれろ」に寄りすぎることがあって、収録中に「もうちょっと『だぢづでど』に寄せてほしい」と言われることはあります。それに……。 ──それに? 井上さん: 七海ちゃんの収録が終わってから別の収録に行くと、活舌が悪くなっていたりすることがあります(笑)。 一同: (笑)。 ──そんな「にんぎょひめ練習中!」の収録で印象に残っていることはありますか? 井上さん: 私は「にんぎょひめ練習中!」というタイトルを聞いたとき、「七海ちゃんが人魚姫になるための練習をしている曲」で、七海ちゃん自身のことを歌った曲だと思っていたんですけど、話を聞いてみたらそうではなかったんです。 この曲は歌唱パートとセリフパートがあるんですけど、セリフをよく見てみると、七海ちゃんっていつも自分のことを「七海」って呼ぶのに、「私」って言ってるんです。 ──一人称が違うということは、浅利七海ちゃん自身の歌ではなさそうですね。 井上さん: 気になってスタッフさんに聞いてみたところ、「人魚姫になりたい人魚の子のお話を七海ちゃんが演じている曲」と教えてくださったんです。 でも、この曲で描かれている人魚の子には「泳ぎが下手」みたいな、七海ちゃんの要素が入っているんですよ。 最初は「人魚なのに、泳ぎへたっぴなんだ」と思ったんですが、「七海ちゃんとリンクするところがある人魚だから、七海ちゃん自身が『この子を応援したい!』って思えるような曲になっているんだよ」と教えていただいて、それが自分のなかで一番の驚きでした。 ただ、私の当初のイメージと実際のイメージの違いのすり合わせには少し時間がかかったかなと思います。 ──今回のソロ曲を聴いたとき、どのような心境でしたか? 井上さん: こんな素敵な曲をいただけたんだっていうのが、何よりも嬉しかったです。 嫌な意味ではないんですけど、七海ちゃんと一緒に総選挙でボイスがついたふたりのアイドルの子のほうが先にソロ曲が決まっていたんです。 だから、私の見る限りですけど、七海ちゃんのプロデューサーさんたちが待ち望んでいるのを感じて、「きっとプロデューサーさんたちは、七海ちゃんのソロ曲に強い思い入れがあるんだろうな」って思っていました。 ──なるほど……。 井上さん: そんな中で、「Let's Sail Away!!!」や「ギョーてん!しーわーるど!」という海系、おさかな系の歌を七海ちゃんとして歌わせていただいて、「七海ちゃんっぽい曲は歌い尽くしちゃったのかな」と感じていた部分もあって、七海ちゃんのソロ曲がまったく想像できてなかったんです。 今回のソロ曲は、七海ちゃんっぽさもあるし、 きっと七海ちゃんのプロデューサーさんたちが求めてる曲なんじゃないかなって感じました。この曲を聞いてくれる七海ちゃんのプロデューサーさんたちにも、きっと響くんじゃないかなっていうのはすごく思います。 ■曲のテンションが普通じゃないイヴ・サンタクロースのソロ曲「あの子が街に来なサンタ」 ──イヴ・サンタクロースちゃんのソロ曲「あの子が街に来なサンタ」について、松永さんから見て「ここに注目して!」 というポイントを教えてください。 松永さん: 「あの子が街に来なサンタ」は、サンタとしてもアイドルとしても頑張ることを歌詞でしっかりと伝えている曲なので、プロデューサーさんたちにもすごく刺さると思います。 注意して聞いてほしいのは、全体的に曲のテンションが普通じゃないところです! 一同: (笑)。 井上さん: イヴちゃんのソロ曲を聴いたとき、「(歌うのが)すごく大変そう」って思いました。 松永さん: そうなんです。まだライブでは披露していないんですけど「ライブではどうやって歌えばいいの?」って思っています。 聴いていても「今なんて言ったんだろう?」みたいなことが頻繁に起こると思うんですよね。だから、歌詞カードもしっかりと見て曲を聞いて欲しいですね。 ──歌詞カードを見たらビックリしちゃいそうですね。 松永さん: この曲って、ハイテンションなうえにずっとバタバタしてるんです。それに、イヴちゃんの収録の時はいつも「もっと楽しげに!もっと表情豊かに!」と言われるので、ひたすらに笑顔を意識しています。 でも今回は、サンタの現場からアイドルの現場に大急ぎで戻ってくる場面では必死さも出さないといけなかったので大変でした。 全体を通して、セリフみたいに歌うことを意識したので、曲を追うごとに増えるイヴちゃんの表情の変化を楽しんで欲しいなって思います。 ──ソロ曲の発売が決まった報告を受けたときはどんなお気持ちでしたか? 松永さん: ボイスを担当することになってからソロ曲をもらうまでが早く、「ソロ曲を歌う」という心構えができていませんでした。 「総選挙」で1位になるって、すごく大きいことなんだなって感じましたし、「私はイヴちゃんのことをちゃんと理解できてるのかな?」ってすごく不安になりました。 ──「あの子が街に来なサンタ」を最初に聞いた際の第一印象から、収録に向けて聞きこんでいくなかで何かイメージの変化はありましたか? 松永さん: 最初に聴いたときの「楽しい雰囲気の曲」というイメージから大きく変わったところはありませんでした。 でも、歌詞カードを見てみたら、大量のセリフが書いてあったうえに「この歌詞は後でミックスします」みたいなことが書いてあって、完成形がまったくわからない状態で収録に臨んだことを覚えています。 それに、セリフの量がすごく多かったので、収録にもめちゃくちゃ時間がかかりました。でも、曲全体は「サンタのお仕事もアイドルのお仕事も頑張ります!」という、いつも通りのイヴちゃんが前面に出ているんです。これまでに録ったコミュを思い出しながら、頑張って気持ちを乗せて歌いました。 ──収録の時期はいつごろだったんでしょう。 松永さん: 2月末だったと思います。4月にソロ曲発売の公式発表があったときには、もう収録していたので、ソロ曲発売の宣伝をXで投稿したんです。 でも、そのときに井上さんが「まだソロ曲を収録していない」みたいなポストをされていたのを見かけて。 井上さん: 「七海ちゃんのソロドキドキ」って投稿ですか? 松永さん: あ、そうそう。それです! 私、そのポストを見て「情報漏洩しちゃった!」と勘違いしちゃったんです。 公式としてはまだそんなに情報公開してほしくなくて、それを知ってる井上さんはソロ曲を録ってないふりをしてるんじゃないかって思っちゃったんですよ。あの時は、本当に焦りました。 一同: (笑)。 ──ちなみに……そのとき井上さんは本当にまだ収録されてなかったんですよね? 井上さん: そうですね。あのポストをしたときには収録していないので、録っていないふりをしているわけではありませんでした。 ──よかったですね、情報漏洩ではなくて(笑)。 松永さん: 本当によかったです! ■自分自身として歌うときと、演じるアイドルとして歌うときって、何が違うの? ──自分自身ではなく、演じるアイドルとして歌うのって、なにか切り替えがあるんですか?それとも自然に歌えるものなんでしょうか。 井上さん: 自分として歌うのと、七海ちゃんとして歌うのって明らかに違うんですけど、そこを意識したことはないかもしれないです。 私と七海ちゃんは完全に別人格なんですが、「よし!今日は七海ちゃんとして歌おう!」ということもとくにありません。レコーディングもライブも、始まったら全部七海ちゃんになっていくので、意識して変えようとは全くしていないです。 松永さん: 私も、意識して切り替えようとは思っていないかもしれないです。 考えてみれば、自分が歌うとしたら絶対にもっとサラッと歌うので、イヴちゃんの歌いかたとは全然違うんです。でも、そこを意識して変えようと思って変えてはいないんです。どうやって切り替えているんだろう……わかりません(笑)。 関口さん: 私から見ると、ふたりとも憑依型だと思うんですよね。気が付いたら演じる役になっているから、そこの境界線が曖昧なんじゃないかなと。 ──ちなみに、関口さんはどうなんでしょう? 関口さん: 私はふたりと違って、意識して切り替えています。それこそ最初のころは、「鼻の裏のこの辺りから声を出そう」みたいな感じで、千夜ちゃんを演じるためにひとつひとつの発声の仕方を取り決めていました。 そういう意識が功を奏してか、最近は千夜ちゃんで歌う場面になるとすっと千夜ちゃんで歌えるようになりました。気を抜くとすぐ自分が出てしまい、スタッフさんから「今のは関口さん(の歌いかただよね)」と注意されてしまうんですが(笑)。 ──なるほど(笑)。意識しないで歌える方もいれば、意識して切り替える方もいらっしゃるんですね。さて、そろそろお時間になりましたので、最後に、これだけはプロデューサーさんに伝えておきたいことがありましたら。 関口さん: 千夜ちゃんはキュートタイプなんですけど「クールっぽい」とよく言われるんです。 でも、これからも彼女のキュートなところがいっぱい出てくるんで、その時を楽しみに待っていてほしいです。千夜ちゃんがキュートタイプである理由を、しっかり見届けてください! 井上さん: それで言うと、忘れられているかもしれないんですけど……七海ちゃんってクールタイプなんですよ(笑)。 クール曲よりも、パッション曲やキュート曲を歌うことのほうが多いのですが、七海ちゃんは可愛いだけじゃない。楽しいだけじゃないんです。七海ちゃんにもちゃんと心に秘めてる芯がありますし、クール曲もいけちゃうんだぞっていうのもお伝えしたいです! 松永さん: みなさんズルい! イヴちゃんはパッションなんですよ! でも、プロデューサーさんたちを見てると、イヴちゃんに対して、パッションだけでなくお姉さんっぽさを求めている方もいらっしゃるようなので、しっとりした部分も見せていけたらなって思います(笑)。 ──確かにイヴ・サンタクロースちゃんのイラストにはかなり大人っぽい雰囲気のものも多いですし、期待している方は多いかもですね。 松永さん: もしそういう演技をする機会があれば、ぜひともチャレンジしてみたいですね。期待に応えられるように頑張ります! ──求められてますよ、絶対に。本日はありがとうございました。 関口さん&井上さん&松永さん: ありがとうございましたー! 今回のインタビューでは、「CINDERELLA MASTER」シリーズ第17弾でソロ曲を披露する白雪千夜、浅利七海、イヴ・サンタクロース3人のアイドルを演じる声優のみなさんに、担当アイドルとの出会いや役作り、ソロ曲の注目ポイントなどについてお話を伺った。 声優さんたちがアイドルの担当に決まるまでのエピソードには、ドラマティックなお話が多く、役作りに対しても、それぞれのアイドルの魅力を最大限に活かすためのプロの技が見られると同時に、声によってアイドルに命を吹き込むことへの、高いプロ意識が見られた。 「このアイドルを演じるのはこの声優さんしかありえない」と思えるようなキャスティングが成されていることが感じられ、このことから『アイドルマスター シンデレラガールズ』というコンテンツが長年にわたって愛され続けている理由が垣間見えたような気がする。 今回晴れてソロ曲が発表された3人のアイドル達の輝きを、ぜひともその目と耳に焼き付けていただければと思う。 THE IDOLM@STER™& ©Bandai Namco Entertainment Inc.
電ファミニコゲーマー:竹中プレジデント
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- 『勝利の女神:NIKKE』2周年記念で新ニケ「シンデレラ」(CV:悠木碧)が登場。生放送では控え目な見た目で登場。ゲーム内では“NIKKE”らしいお姿を楽しめるらしい
- ディズニー100年の歴史で最も悲しい歴史を持つであろうキャラ“しあわせウサギのオズワルド” が大活躍する『エピックミッキー』という「奇跡の作品」の話を聞いて欲しい
- 20年に渡る物語に夢中になれる『マーダーミステリー:ザ・トリロジー』は、1つの町で起きた3つの事件を体験する三部作マダミス作品