「最高のスポーツマンシップ!」CS敗退後にロッテ吉井監督が見せた"神対応"に反響止まらず 「こんな大人になりたい」
ロッテの吉井理人監督が来季も指揮を執ることが決まった。 今季はレギュラーシーズン3位で終了。日本ハムと戦ったCSファーストステージ初戦は先発、佐々木朗希の好投、一発攻勢で先勝。2戦目は9回の土壇場で追いつかれ、痛恨のサヨナラ負け。3戦目は日本ハム打線の勢いにも飲まれ、1勝2敗でシーズンを終えた。 【動画】涙が止まらない!吉井監督のエールが話題を呼んでいるシーン【出典:パーソル パ・リーグTV】 守り勝つ野球を掲げ、粘り強く戦った今季は71勝66敗(6分け)の3位で2年連続のCS進出を果たした。 また連日、熱闘をくり広げたCSファーストSの舞台では、14日の3戦目でロッテが敗れた後の一幕にもひそかに注目が高まっている。 ロッテは終戦後、吉井監督をはじめ選手、首脳陣、スタッフらがエスコンフィールドのグラウンド上に出て、ファンに向けて挨拶。すると吉井監督は小走りで日本ハムの新庄剛志監督の元へ駆け寄る。 指揮官は新庄監督とガッチリと握手を交わした上で、肩を叩きながら「おめでとう。頑張ってな」と言葉を交わしているようにも見える。 この先輩からの"エール"には新庄監督も強くうなづき、頭上で手をたたきながらスタンドに向けて、さらなる拍手を求めるシーンもあった。 感動を呼んだのはこれだけではない。さらに吉井監督は去り際に日本ハムベンチに向けても「頑張れよ!」とエールを送ったのだ。 かつては日本ハムにも投手コーチとして在籍、目をかけてきた選手、関係者も残るとあって、戦いを終えた後は一人の野球人として、応援する姿勢を見せたのだ。 「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeがこの様子を「吉井監督『最後は新庄監督の元へ歩み寄り…健闘たたえあいエールを送る』」とタイトルを付けて投稿すると、ファンの間からは「最高のスポーツマンシップ」「ジェントルマンだよね」「相手あっての野球」「目頭が熱くなった」「本当イケオジ」「めちゃくちゃ良い人」「人柄が素晴らしい」「涙、出る」「こんな大人になりたい」「ノーサイド」とSNS上でも反響が拡がっている。 くしくも14日は「スポーツの日」。シーズン中は熱く戦い、終わればお互いの健闘をたたえあう。まさにスポーツの良さを存分に伝えた一日となったようだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]