【下関ボート・SGチャレンジカップ】GP出場へ今大会連覇条件の片岡雅裕 準優突破へ「この仕上がりでいければ展開を突ける」
下関ボートの「SG第27回チャレンジカップ」は23日、予選をクリアした18人によって第9~11Rで準優勝戦が争われる。 ◇ 今年〝も〟下克上を決める。片岡雅裕(38、香川)は4日目後半10Rで6コースから3着と好走。前半4Rでは3コースから5着に敗れ、準優入りへ大勝負となった一戦で6枠を克服する起死回生の走りを披露、予選を14位で突破した。 「前半は調整を失敗していた。ターン回りはいいかなと思っていったけど伸びで下がっていました。それを踏まえて調整をやり直して、後半の足はよかった。伸びで下がらず、乗りやすさと出足が整っていた感じでいい部類でした」 即座の軌道修正で〝前年覇者〟の真価を証明した。昨年の三国大会では、直前の賞金ランク32位からの優勝で同10位まで浮上する大逆転でグランプリ出場を決めた。今年は今大会3日目の21日に長男の誕生日を迎え、「SG初出場がチャレンジカップ(2013年11月の津大会)で、そのときに長男が生まれたので思い入れはあります」。出場したチャレンジカップでは3大会連続で優出中とゲンもいい。 準優は10Rの5号艇。「この仕上がりでいければ展開を突けると思うし、突いていきたい。スタートはぼちぼちいけています」。チャレンジカップ連覇で昨年の再現とばかりに大会前の賞金ランク24位からGP出場を果たすためにも、本領の快速ターンで艇間を貫いて6強入りを決める。(小出大輔)