米タイム誌、「最も影響力ある企業100社」に日本製鉄を選定
先週刊行された米国のニュース雑誌「TIME(タイム)」の特集「最も影響力ある企業100社」に日本製鉄が選ばれた。同特集は2021年から毎年実施しており、日鉄の選定は初となる。 同誌は日鉄について「米国の成長に向けSteeling(決意を固める)」と副題を付け、USスチール買収の動きを簡潔に説明。「日本は米国にとり中国の台頭に対抗する重要な味方」ながら、ペンシルベニア州を本拠とする全米鉄鋼労組(USW)の反対が大統領選に絡み「事態が複雑化している」とした。日鉄が米国の雇用や競争力強化に資すると主張していることにも触れている。 同特集では、日鉄のほかトヨタ自動車とアルツハイマー病治療薬を発売したエーザイが日本企業で選ばれた。鉄鋼関係では電解製鉄を目指すベンチャー企業のボストン・メタルや、水素生成の電解装置を造るドイツのティッセンクルップ・ヌセラが選定されている。