【大反響】“ゴジラシューズ”がスタジオに登場! 仕事仲間語る『ゴジラ-1.0』山崎貴監督
『ゴジラ-1.0』最新のデジタル技術と特撮技術
日本で巻き起こる「ゴジラ」フィーバー。 『ゴジラ-1.0』は、日本作品初となるアカデミー賞視覚効果賞を受賞。 ハリウッド作品に比べて少人数、低予算で、クオリティーの高い映像の数々を生み出し、世界のゴジラファンをうならせたのです。 現地で、スピーチを行った山崎貴監督。 山崎貴監督: 「強大なライバルたちが対等にリングに迎え入れてくれたことが既に奇跡でした。しかし、我々はここに立っています!」 これまでアカデミー賞視覚効果賞の栄誉に輝いてきたのは『スター・ウォーズ』や『タイタニック』、『アバター』などの超大作。 そこに肩を並べた快挙に、日本のゴジラファンも沸いています。 ゴジラファン歴8年: 「『ゴジラ-1.0』のグッズはこれ(Tシャツ)。フィギュアがあったらいいかなと思っていたけど(売り切れていた)」 中には、こんな人も… ゴジラファン歴20年以上: 「アカデミー賞を受賞したのでめでたいなと思って。金色のゴジラが欲しいなと思って(Blu-ray&DVDを)予約しました。エキストラで2回撮影現場に行かせていただきまして、まさかアメリカのアカデミー賞まで受賞と全く想像してなくて、想像以上に喜びをもらった」 VFXと呼ばれる、実写映像にCG映像を融合させる技術。 今回、視覚効果賞にノミネートされていたのは、ゴジラ以外は全てハリウッドの大作で、『ILM(Industrial Light & Magic)』という会社が手がけています。 スターウォーズの監督でも知られるジョージ・ルーカスが立ち上げたハリウッド最大手のスタジオ『ILM』。 『めざまし8』、カナダ・バングーバーにあるILMのスタジオで制作に携わる今川真史さんに話を聞きました。 「ILM」でVFX制作を行う 今川真史さん: 「(ILMスタッフの)みんな映画を見た後にすごいって言っていてさらに、そのあと35人で作ったとか予算はこれくらいっていうのを見てさらにビックリしていました」 それにもかかわらず、なぜ、ハリウッドを驚かすような作品を作ることができたのでしょうか。 今川真史さん: 「日本ならではのミニチュアや特撮を使いつつ最新のデジタルも使っていて、VFXやCGがどういうふうにストーリーを助けているかっていう部分で評価されていると思います」 最新のデジタル技術と日本が生み出した「特撮技術」を組み合わせた独自の手法への高い評価。 去年『めざまし8』の取材でも、山崎監督がそのこだわりを明かしていました。 山崎貴監督: 「『CGで何とかなるでしょ』、そういうことじゃないからって。本当に撮影するっていうことが持っている力強さってことは絶対にこの映画のレベルアップにつながるから、と言って…」 細部にこだわった実写シーンがあるからこそ、デジタルで作ったVFXがよりリアルになると語っていた山崎監督。 ハリウッドより、はるかに少ない人員と予算の中でどのように実現したのでしょうか。