【阪神】若き主砲、佐藤輝明 メジャー移籍希望初表明も 求められる「指標」「改善ポイント」とは
阪神の佐藤輝明が12月23日に球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸1億5000万円でサインした(金額は推定)。 【動画】長打力は半端ない!佐藤輝明が放った圧巻の満塁弾シーン 今季は120試合に出場、打率.268、16本塁打、70打点。球団史上初となる新人から4年連続2桁本塁打&100安打を達成した。 また契約更改交渉の場では球団フロントとの話し合いの中でポスティングシステムを使った将来的な米球界移籍の希望も伝えたとスポーツ各紙に報じられた。 今季でプロ4年目、昨オフは米シアトルのトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」で調整も行い、メジャー志向は伝わっていたが、公の場ではっきりと口にするのは初めてのこと。 佐藤が海外FA権を取得するのは最短でも30歳を越えていることで、20代のうちの挑戦、ポスティング移籍を目指すとした。 今オフ、阪神では投手の才木浩人もメジャー挑戦希望の意向を伝えた。佐藤と同じく20代のうちの挑戦を求めている。 一方、佐藤にしても球団が認める権利であるポスティングシステムを容認されるためには超えなければいけないハードルもありそうだ。 まずは虎の主砲として圧倒的なパフォーマンスを示すこと。在籍4年で昨年は日本一も経験したが、シーズン通して安定したパフォーマンスも求められている。 今季は5月中旬に2軍落ち。ファーム調整の理由には守備難もあげられた。 三塁専任となった今季は不安定な守備でたびたびチームの足を引っ張った。12球団ワーストとなる「23失策」を改善しないことには、目指すメジャーの道も見えてこないだろう。本塁打も自己ワーストとなる16本塁打にとどまった。持ち味の長打力にもさらに磨きをかけることが期待される。 またポスティング申請となれば、球団にもメリットがあることが重要となる。その意味では、侍ジャパンのメンバー入りを果たし、2026年3月に控えるWBC第6回大会など、国際舞台の場でアピールすることも重要となりそうだ。 佐藤本人もまずはチームでの成績をしっかり残し、誰からも認められる形での円満移籍を目指すとされている。 まずは藤川球児新監督となる2025年に自身が目標とする「3割30本100打点」をクリアできるか。背番号8の挑戦の行方に今後も注目が高まる。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]