フューチャーショップ、ソーシャルVR世界最大手のVRChat社と提携 メタバースECの可能性を模索
SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」を提供するフューチャーショップは11月11日、世界最大手のソーシャルVRプラットフォーム「VRChat」を運営する米VRChat Inc.と公式パートナーシップ契約を締結したと発表した。これに伴い、VRChat上のバーチャルワールド「FUTURE 20th SQUARE」をリニューアルし、今後さまざまなイベントの開催を目指す。 【画像】「future 20th square」ワールドのイメージ VRChat社の提供する「VRChat」は、国籍を問わず、多くのユーザーが日々交流する世界最大手のソーシャルVRプラットフォーム。「VRChat」内には、クリエイター、企業、イベント主催者が手がけた「ワールド」と呼ばれる空間が多数用意されており、利用者はアバターでバーチャル空間にログインし、さまざまな体験ができる。 クリエイターが創造力を存分に生かし、自由にワールドやアバター、ギミック(仕掛け)を作成する中で、新たな文化や価値体験も生まれている。スマートフォン版もリリースされており、従来の「VRゴーグルやゲーミングPCがないとプレイできない」というハードルを取り払い、より手軽にメタバースを体験できる環境が整いつつある。 フューチャーショップは、ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」を中心に、ECにおける新しい価値体験の創造に挑戦しており、その一環として2023年、ECプラットフォーム提供企業として初めて「VRChat」上にワールド(仮想空間)「FUTURE 20th SQUARE」をオープンした。 「FUTURE 20th SQUARE」には、「futureshop」を利用するブランドのバーチャルポップアップが出店しており、ECサイトや実店舗での購買行動につながる事例も確認されるなど、これまでにない新しい消費者行動が見られたとし、この可能性を追求すべく、このほど新たにVRChat社と公式パートナーシップ契約を締結した。 このパートナーシップ締結に伴い、11月14日にはバーチャルワールド「FUTURE 20th SQUARE」のリニューアルを実施。メタバースからECサイトの閲覧を可能にし、「FUTURE 20th SQUARE」を中心としたメタバース×ECの可能性を模索していくとしている。
日本ネット経済新聞