大谷翔平がドジャースのブランド力を「大きく押し上げた」 地元放送局が力説 ヤンキースとのWS視聴者数急増は「当然だ」
現地時間10月30日(日本時間31日)、大谷翔平が所属するドジャースは、敵地ヤンキースタジアムでヤンキースとのワールドシリーズ(WS)第5戦に臨み、7-6と逆転勝ち。最大5点ビハインドから試合をひっくり返し、通算4勝1敗で2020年以来4年ぶり8度目の世界一を決めた。大谷にとっては、メジャー7年目にして悲願のチャンピオンリング獲得だ。 【動画】肋骨骨折中とは思えない豪快スイング フリーマンがWSで放った劇的満塁弾をチェック 歓喜の瞬間から一夜明け、米カリフォルニア州地元テレビ局『ABC7 Los Angeles』は、驚異的な強さを誇る“西の名門”ドジャースについて、「世界最大のスポーツブランドの一つだ。その数字を見てみよう」と題した記事を掲載。“東の名門”ヤンキースと並べながら、その存在感を示すさまざまなデータを取り上げている。 米経済誌『Forbes』によれば、フランチャイズ全体の経済的な評価価値は、ヤンキースが76億ドル(世界のスポーツチームで2位)、ドジャースが54億5000万ドル(同25位)とのこと。昨季年間収益は、ヤンキースが6億7900万ドル、ドジャースが5億4900万ドル。今季レギュラーシーズンの観客動員数は、ドジャースが390万人、ヤンキースが330万人だ。 こうした影響力を踏まえ、マーケティング会社「TicketManager」でシニアコンサルタントを務めるジム・アンドリュース氏は、「彼らがポップカルチャーの中で存在感を放つようになった」「野球の枠を超えている」と評価。WS視聴者数の急増は、今回の対戦カードとなった以上、「当然だ」と振り返っているという。 さらに記事内では、「オオタニが昨年12月にドジャースと契約して以来、チームブランドを大きく押し上げてきた」との指摘も。「年間200万ドルしか受け取っていないにもかかわらず、この日本出身選手は、少なくとも20のブランドとエンドースメント契約で6500万ドルを稼ぎ、今年世界で13番目に高額な報酬を得ているアスリートだ」と紹介されていた。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]