うつ病と適応障害で会社を休職→1人で挑む作家への道!身近な人にも知らせず…このバイタリティーはどこから?【漫画家に聞く】
SNSでメンタルや生きづらさを題材にしたイラストと言葉を発信しているなおにゃんさん(@naonyan_naonyan)。うつ病と適応障害で会社を休職した経験があり、当時は「うつになって恥ずかしい。逃げるようで情けない」と感じていたものの、今では「休職して本当に良かった」と心から思っているそう。ウォーカープラスで連載中のコミックエッセイ「うつ逃げ~うつになったので全力で逃げてみた話~」は、そんななおにゃんさんの実体験をベースに描いた作品。病気から、会社から、果ては日本からも全力で逃げた1年間をお届けする。 【漫画】本編を読む ■やるだけやってみようと、絵本の話を10本書いてみた 絵本の話を10本無事に完成させたものの、なおにゃんさんは人に読んでもらわないと本当に面白いかどうか分からないと感じた。そこで、「それなら持ち込みだ!」と決意し、次々と出版社に電話をかけた。その頃の様子を「この時は本当に、追い詰められていたので…(笑)。会社でちゃんと働くことはもうできないだろうし、本当に自分には何の実績もなくて、何もないから誰も自分の話を聞いてくれないのかなと思っていたんです。それが辛かったので何かが欲しいと、当時は必死だったんだと思います」と振り返る。 なおにゃんさんは、今回の絵本の話を書く前は、創作活動やSNSでの発信を全くしていなかったそうだ。そのことについて、「何もやってなかったですね!当時はデジタルで絵を描くこともできなかったし、何より休職中に会社や周りの人の声が入ってくることがとても怖かったので、SNSは一切やりませんでした。完全に情報を遮断して、生活していましたね。でも今だったら、積極的にSNSで同じような境遇の人と繋がっていたと思います」と話す。 作家を目指していることを家族や友人には打ち明けず、1人で地道に原稿を読んでくれる出版社を探し続けていた。そんな状況の中、休職中の会社から復職に向けた面談の連絡が届く…。彼女は一体、どんな未来を選ぶのだろうか?今後の展開も楽しみだ。 取材協力:なおにゃん(@naonyan_naonyan)