突然発症するシャンクの原因は大きく分けて2つ! なぜ出るのか? どう直すのか?【前編】
シャンクはもっとも嫌なミスショットの一つ。しかし、スウィングタイプや熟練度合いによりシャンクが出る原因が微妙に変わってくる。2024年10月15日号の「週刊ゴルフダイジェスト」では、ゴルファーの悩みを解決すべく、小林大介プロに話を聞いている。みんなのゴルフダイジェストでは前編、後編に分けて紹介しよう。
シャンクの原因について小林大介プロに教えてもらいました
シャンクは構えたところよりもインパクトで2cmほどヘッドが前に出て、ボールがネックに当たる現象です。このシャンクは頭や体が突っ込んで前に出てしまう『突っ込み型』と、手元が前に出てしまう『あおり型』の2つに分けられます。
この2つは体の動きが”正反対”だ。自分のシャンクの原因はどちらが多いのかチェックしてほしい。まずは、インパクトの頭の位置から見てみよう。「突っ込み型」はボールの左に、「あおり型」はボールの右になる。次に肩の動かし方だが、「突っ込み型」は肩がフラットに回り、「あおり型」は肩が縦に動く。「突っ込み型」は右肩が突っ込み右わきが空く。「あおり型」右わきを閉めすぎて左わきが空く。スウィグ軌道は「突っ込み型」はカットで、「あおり型」はインアウト。シャンクが出たらまず自分の動きをチェックし、修正することが大切だ。
シャンクの主な原因「突っ込み型」
「体が突っ込む」突っ込み型①は、球に当てる意識が強く、右手主導のダウンスウィングになり上体が先行し、左腰が引けて頭が前に出てしまう突っ込み動作が起こってシャンクが出てしまう。
「右ひざが前に出てしまう」突っ込み型②はクラブのリリースのタイミングが遅いと下半身リードが継続し、右ひざが前に出て手の通り道がなくなるので、ヘッドが遠回りしてシャンクになる。
シャンクの主な原因「あおり型」
「手元が浮く」あおり型①右わきを締めてインサイドからクラブを下ろしすぎるとインパクトでクラブが寝て入りグリップエンドが先行、手元が浮いてネックに当たりシャンクが出る。
「ヘッドを真っすぐ出しすぎる」あおり型②「フェースを真っすぐ」に出すことを意識しすぎると手が飛球線方向に先行してしまう。するとヘッドが遅れて開いてしまうのでヒールに当たりやすくなる。