≠ME、今年の目標は達成できたのか? 2023年を振り返る:インタビュー
指原莉乃がプロデュースを手掛けるアイドルグループ≠ME(ノットイコールミー)が20日、8thシングル「アンチコンフィチュール」をリリース。今作は“甘いだけが私じゃない”という強いメッセージを、甘いコンフィチュールとのコントラストで表現したダンスナンバー。振付は6thシングル「天使は何処へ」のダンスナンバーも担当したRuuとの再タッグ。センターは冨田菜々風が務めている。インタビューでは、最新曲「アンチコンフィチュール」から感じたことや、2023年の目標は達成できたのか、落合希来里、川中子奈月心、櫻井もも、谷崎早耶、本田珠由記の5人に話を聞いた。【取材=村上順一】 【動画】川中子奈月心、櫻井もも、谷崎早耶、本田珠由記、落合希来里が聴きどころを紹介! ■5人は今年の目標を達成できたのか? ――今年が始まった時に目標を立てているかと思うのですが、その目標は達成できましたか。 川中子奈月心 私はパフォーマンスを磨いて極めることをずっと目標にしてきました。歌とダンスが好きなので、見ている人の気持ちを動かせたらいいなとずっと思っていて、ゴールはまだまだ先なのですが、新しい一面を見せることができたんじゃないかなと思っています。 ――ということは来年もその目標は引き続いていくわけですね。 川中子奈月心 はい。来年もどんどん新しい姿を見せていけたらと思っています。 ――本田さんはいかがですか。 本田珠由記 私は今年が10 代ラストの年というところにすごく重きをおいていて、悔いを残さない19歳にしたいと話していたと思います。ありがたいことにとても充実した 1 年だったのですが、夏は海に行こうと考えていたのですが、行き忘れちゃったり、プライベートは正直悔いが残っていて...。でも、お仕事が楽しかったから、結果的には大充実な 1 年になりました。プライベー トであれもやればよかったなと思うことがあるので、残された日で達成できたらと思っています。 ――来年の目標はどうします? 本田珠由記 来年は 20歳の年なので19 歳で達成できなかった、夏に海に行くことを実現したいです。また、私は四季のイベントを大事にしているんですけど、もっと四季の行事などで季節を感じたいなと思います。 ――落合さんは目標、達成できましたか。 落合希来里 自分がおばあちゃんになったときに、今の悩みや生活をちゃんと記録しておきたくて、紙のスケジュール帳に達成したいことなどを書いています。その中の1つに「親孝行したい」というのがありました。今年、お休みをいただけた期間があって、姉と2人で両親に旅行をプレゼントしました。5 年ぶりぐらいに家族旅行に行けたので、すごく素敵な時間を過すことができましたし、達成できました。 ――ちなみにスケジュール帳にはどんなことが書き込まれているのでしょうか。 落合希来里 スケジュール帳には、たとえば「早耶ちゃんとお寿司」といった些細な出来事も書いています。 谷崎早耶 すごい! ――来年の目標はどうされますか? 落合希来里 来年はおばあちゃんに何かしてあげたいです! 活動を応援してくれているおばあちゃんや家族のおかげで頑張れているところもあるので、ちゃんと恩返ししていきたいなと思っています。 ――櫻井さんはいかがでした? 櫻井もも 2023年は何かを作り出したいという目標がありました。それは抽象的なのですが、0 を 1 にできたらと思っていました。その中で「≠ME全国ツアー2023『We shout “I am me.”』」の日本武道館公演で披露したドラム演奏は私の中で大きな出来事になりました。自分のギャップをお見せするこができましたし、0を1にできたと思います。 ――いろいろ楽器があるなかで、なぜドラムを選ばれたのでしょうか? 櫻井もも ドラムは元々趣味でやっていました。演出家さんが「ドラムがいいんじゃないか」と言ってくださって。日本武道館公演まで練習期間は短かったのですが、頑張って仕上げました。 ――来年はどんな目標を? 櫻井もも 2024年はもっと音楽について勉強したいなと思っていて、実はやる楽器も決めています。クリスマスプレゼントに父が「◯◯買ってあげるよ」と言ってくれたので、来年から始めようと決めました。皆さんにお見せできる状態になったら報告したいなと思っているので、楽しみにしていてください。 ――どんな楽器なのか楽しみにしています。谷崎さんは目標は達成できました? 谷崎早耶 アイドルとして頑張りたい、キラキラしていたいというのが目標なのですが、ちょっと達成できているのかわからないんです。私は=LOVEさんのようなアイドルに憧れてアイドルになったので、自分も憧れられるような存在になりたいと常に思っているのですが…。 ――皆さんから見て今年の谷崎さんはいかがでした? 本田珠由記 もうキラキラでした。外で待ち合わせをしていても、私は早耶ちゃんのオーラで一瞬で見つけられます! 落合希来里 早耶は可愛いというイメージが強いと思うのですが、今年は大人っぽい早耶がたくさん見られたなと思っています。 谷崎早耶 嬉しい! ――これは達成できたということでいいんじゃないでしょうか! では、来年の目標はどうしますか。 谷崎早耶 来年も「キラキラ」でいきます! キラキラするって何事も楽しむこととか、気持ち的なところもすごくあると思うので、ライブなど≠MEで過ごす時間を全力で楽しむことを大事にしていきたいです。 ■固定観念を覆す「アンチコンフィチュール」 ――さて、「アンチコンフィチュール」はクールな楽曲ですが、どんなメッセージをこの曲から受け取りましたか。 本田珠由記 格好いいダンスをみんなで頑張った「天使は何処へ 」、可愛い表現を追求した「想わせぶりっこ」、今年はその2曲でいろいろな≠MEを皆さんにお見せできたと思っています。だからこそ今の私たちが表現できるのが「アンチコンフィチュール」なのかなと思います。メンバーそれぞれの個性や、自分たちが持つ「アンチコンフィチュール」への思いをMVで表現しています。 ――可愛い曲、格好いい曲とバランスよく発表されていると思うのですが、 「アンチコンフィチュール」はどんな曲になりましたか。 川中子奈月心 約4年半活動してきて、良くも悪くもイメージというものがついてくると思います。いろいろな曲をやらせていただいて、固定観念を覆そうといったメッセージもあるなと思いました。長く活動してきてイメージがだんだん固まってきたけど、まだまだいろいろな≠MEを見せるぞといった曲になっていると思います。 ――「アンチコンフィチュール」のどんなところに注目してほしいですか。 櫻井もも みんなの力強い歌声に注目してほしいです。私自身レコーディングでいろいろな歌い方を試して、たくさんディレクターさんと話し合いながらできたので、すごく思い出に残る1曲になりました。 ――レコーディングではどんなことを試されました? 櫻井もも いつものことではあるのですが、最近は一節に対して表現方法などいろいろパターンを試してみるというのが、やり方として定着してきました。そして、自分自身と向き合いながら歌っていました。 ――落合さんは「アンチコンフィチュール」をどのように楽しんでもらえたら嬉しいですか。 落合希来里 ≠MEは来年5周年を迎えるのですが、デビューから応援してくださっている方もいれば、最近≠MEを知って応援してくださっている方もいると思います。最近知ってくださった方は今の≠MEの印象が強いと思うので、「アンチコンフィチュール」のMVを観ていただいた後に、「≠ME」のMVを観ていただけたら、成長した過程を楽しんでいただけるんじゃないかなと思っています。 ――皆さんの年齢での5年間というのは大きいですから、変化も楽しめますよね。谷崎さんは「アンチコンフィチュール」にどんな印象を持たれていますか。 谷崎早耶 前作「想わせぶりっこ」の甘々な≠MEとはガラッと雰囲気が変わります。この曲を聴いたとき、歌詞にある<甘いだけが私じゃない>というメッセージが印象的でした。「アンチコンフィチュール」の歌詞に登場する女性はすごく強い人です。そして、甘さと強さ、スイートとダークといった対照的な世界観をMVで表現しているのですが、両方楽しんでいただきつつ、これまでの≠MEを辿っていただいて、いろいろな一面があるんだと感じていただけたら嬉しいです。 ――2面性というところで強い一面を持っている印象のメンバーはいますか? 谷崎早耶 メンバーみんなアイドルにとしての芯の強さがあります。それぞれが理想像など芯があるからこそ、5年間やって来られたんだなと改めて思います。 ――さて、すごくアーティスティックなMVでしたが、撮影で印象的だったことは? 谷崎早耶 お花に囲まれているシーンや、ケーキをイメージして撮影したシーンは、これまでの≠MEとは雰囲気が違うので、新しい感じがすごくあって嬉しかったです。本作のMVもダンスナンバーだからこそ一度全体を引きで見ていただきたいですし、その後に“推しメン”がいたらピックアップして観るなど、何回でも楽しんでいただきたいです。 櫻井もも ソロダンスカットをそれぞれ撮っていて。振り付けをしてくださったRuu先生も見てくださっていたので、絶対いいものにしたい! と思いました。私は注目して見られるとより気合いが入ってしまう性格で、ノリノリで踊っているので注目してもらえたら嬉しいです。 川中子奈月心 赤い空間の中にいるシーン、シルエットになっているシーンは今までの≠MEにはない感じで、すごくカッコいいなと思いました。完成したMVを観てすごくハっとなるシーンの1つで強く印象に残っています。 ――人形が動き出すというテーマがあるとお聞きしていますが、意識されていたことは? 本田珠由記 1番のAセクションは特にお人形らしさを意識しようということで、なるべく瞬きをしないように心がけていました。ただ私はドライアイ気味なので「どうしよう」と思って...。ギリギリまで目を開けてお人形に見えるように頑張るぞ、という気持ちで撮影に臨んだので、 きっとMVでは瞬きはしていないと思います(笑)。 ――落合さんは意識されていたことはありますか。 落合希来里 シーン毎に違ったお人形になった気持ちでパフォーマンスすることを意識していました。それはダンスシーンが多いからこそ、その違いを皆さんにちゃんとお届けできるように、衣装ごとに表情などを変えて踊ることを意識していたんです。この楽曲の世界観が強くあったので感情移入もしやすかったですし、素晴らしいセットにも感謝しながら気持ちを込めてパフォーマンスさせていただいたので、その違いを楽しんでいただけたら嬉しいです。 ――パフォーマンスの細部まで観てほしいですね! 最後にファンの皆さんへメッセージをお願いします! 谷崎早耶 私たちを応援してくださる方がいてこその≠MEです。皆さんの支えで私たちはアイドルとして輝けていて、ステージに立てているので、これからも皆さんと支え合い、愛し合ってさらに高みを目指せたらと思っています。2024年も≠MEと一緒に駆け抜けてくれたら嬉しいです。応援よろしくお願いします。 (おわり)