【J1広島】広島が誇るバンディエラ・青山敏弘引退会見。「クラブと一緒に這い上がってきた」と自身のキャリアを振り返る
サンフレッチェ広島は21日、今季限りで現役を引退する青山敏弘の引退会見を行った。 【写真】8月に行われたピースマッチに途中出場した青山 会見場には歴代の『背番号6』のユニホームが並び、加入会見時の懐かしい写真のほか、リーグ優勝、ルヴァン杯優勝時の写真、Jリーグベストイレブン授賞式の写真などが展示された。 紫のネクタイを締めて登場した青山は、引退を決断した要因について、「今シーズンが始まる前から、前強化部長の足立(修)さんとも話をして、今年が最後と決めてシーズンに入った」と経緯を説明。自身の中で『今季限り』と決めて臨んだ中、「若い選手が頑張ってくれているポジションを、僕が奪うことができなかった。だから、潔く引退すると決めました」と語った。 21年の選手キャリアでもっとも印象深いシーンを聞かれると、「やはりJ1初優勝ですね。J2降格も経験したし、ケガもたくさんした。そのたびに自分もチームも強くなって這い上がってきた。チームが強くなり、選手が一人ずつ抜けていく中で、クラブと一緒に這い上がってきたと思っている。それが優勝という形になったことはうれしかった」と振り返った。 今後については「僕はピッチのうえで、このクラブで、指導者として戦い続けたい」と意気込み、「監督として日本一になる。それが次の夢になると思う」と将来の目標も明かした。青山の引退セレモニーは、12月1日ホーム最終戦(札幌戦)試合終了後に予定されている。
広島アスリートマガジン編集部