ズワイガニ1匹300万円! 北陸の最高級ブランド「輝」地元旅館が競り落とす
北陸放送
3日遅れで登場した日本海の冬の味覚ですが、やはり注目が集まったのは最高級ブランドオスの「輝」とメスの「輝姫」 金沢港では「輝」が初日に1匹水揚げされ、付いた値段は300万円。 市場が大きく沸き上がりました。 9日水揚げされた2万7900匹の中から、唯一その称号を手に入れた加能ガニの「輝」その唯一無二の存在を虎視眈々と狙う仲買人がいました。 2年前、ブランド化第1号を500万円で競り落とした旅館・百楽荘です。 500万円で落札された「輝」(2021年11月)百楽荘・桶谷純二料理長は競りの前、「会社をあげて輝を取るという気持ちが強いので精いっぱい頑張りたい」とコメントしていました。 初日の9日、石川県内で水揚げされたズワイガニの加能ガニは、去年よりおよそ2000匹多い2万7900匹。メスの香箱ガニは去年よりおよそ1万4000匹多い、33万4000匹余りと好調な漁でした。 漁師は「香箱がよくとれました。一生懸命取って来たんで食べてください!」 漁港では、最高級品の1匹を決める「蟹-1」と「姫-1」グランプリに向け、目利き人が「輝」と「輝姫」の基準を満たすかどうか、甲羅幅や重さなどに厳しく目を光らせます。 目利き人「あ~これだめやわ、爪折れとる。アウト」 36万匹を超えるカニの中から認定を受けたのは、「輝姫」が6匹、「輝」は金沢港で水揚げされたわずか1匹だけ。 その値段に注目が高まります。 記者「300万円です!2年前に500万円で輝を競り落とした百楽荘が、今年も300万円で競り落としました!」 百楽荘 桶谷純二料理長「正直ほっとしている。これを機に全国の客に加能ガニの魅力を知ってもらいたい。あしたの客に提供していこうかと思っている」 300万円の値が付いた輝と百楽荘・桶谷純二料理長また、香箱ガニの「輝姫」は、最高で7万円の値が付きました。 7万円の値が付いた輝姫7万円の輝姫を水揚げした愛明丸の北川智生船長は「橋立で一発目、うれしいです。超レアやからね、レア感満載で食べてほしい。食べ応えあると思いますよ、こんだけでかいと」とコメントしていました。 「輝」をブランド化して3年目、県漁協としても手ごたえを感じているようです。県漁業協同組合かなざわ総合市場 油谷安弘市場長「まあまあ順調にきているかな。全国的に有名な越前がに・松葉ガニに追いつけ追いつけでやっていきたい」 石川県内のズワイガニ漁は、メスのコウバコガニが来月29日まで、オスの加能ガニは来年3月20日まで続きます。
北陸放送