飼い主目がけ大ジャンプするフクロモモンガが尊い「着地するとき目を瞑るのが可愛い」「モフモフに包まりたい」
◆捨てられる事例も多数ある…見た目が可愛いからといって、安易に飼わないで欲しい
――保護したセキセイインコのピーちゃん、フクロモモンガのモックン、ハックン、アックンの3匹と賑やかに過ごしていますが、動物を複数飼いする際に注意していることを教えてください。 「フクロモモンガは、3匹ともオスなので、縄張り争いをするため、喧嘩をしないように気をつけています。また、セキセイインコが狩られそうになるので、フクロモモンガを一緒に遊ばせないようにしています。そしてどの動物にもいえることですが、人間の食べ物を勝手に食べないように、細心の注意を払っています」 ――動物と生活する中で、大切にしていることや幸せに感じる瞬間を教えてください。 「ご縁があってお迎えしたので、全力で愛情を注ぎ大切に育てています。フクロモモンガが鳴いて甘えてきてきたり、マーキングをしてくれると、心を許してくれてると感じ、疲れも吹き飛びます。インコのピーちゃんは、保護した当初は警戒されていましたが、徐々に名前を呼ぶと返事し、教えた言葉を喋るようになり、いまでは家族の肩に乗ってくるようになりました。出会えて良かったと日々幸せを感じています」 ――SNSでバズったことで、フクロモモンガについての質問も増えたそうですが。 「見た目が可愛いからといって、安易に飼わないで欲しいです。犬や猫以上に繊細な動物です。飼えなくなり、捨てられる事例も多数あります。フクロモモンガは野に放たれると、生きては行けません。飼う前には、生体を勉強し、理解してほしいです。フクロモモンガは夜行性なので、ゲージの中では夜な夜な大運動会をしています。それを知らずにうるさいからと、手放す人もいるようです。人間の身勝手な行動で動物の命を翻弄して欲しくないし、お迎えをしたのなら、最後まで世話をする覚悟を持って欲しいです」