プッシュプルポット「生きていくって当たり前じゃない」避難先で聴いたラジオから教えられたこと
ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55)。3月25日(月)の放送は、プッシュプルポットがゲスト出演。パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)、COCO教頭(CRAZY COCO)との、登場時のトークを紹介します。
プッシュプルポットは、石川県金沢市発の4ピースロックバンドです。大学の軽音サークルで出会い2017年に結成、2021年に全国流通盤ミニアルバム『僕らのままで』をリリースしました。同番組では3月11日の放送で、東日本大震災で被災したボーカルギターの山口大貴さんが作詞作曲した楽曲「13歳の夜」をオンエアし、“来校”を告知していました。また4人の登場前には、4月3日(水)リリースの新曲「ゴールドマーチ」を初オンエアしました。
◆プッシュプルポットが初出演 ――音楽を始めたきっかけは避難先で聴いたラジオ こもり校長:プッシュプルポット先生の楽曲「13歳の夜」を、3月11日の放送でオンエアさせていただきました。そのときにも話したのですが、ボーカルの山口先生は13年前の3月11日、東日本大震災があった日に、地元の岩手県で被災されたんですよね? 山口大貴(Vo.Gt.):そうです。 こもり校長:そのときのことは覚えていますか? 山口:覚えていますね。部分的なことになるんですけど、大事にしないといけない部分とか衝撃的な部分とかは覚えています。 こもり校長:そして音楽を始めたきっかけが、避難先で聴いたラジオから流れてきた音楽だったと……? 山口:そうです。ラジオというものに全く触れてこなかったので、流れているものが「なんだこれ?」という感じでした。そこから興味を持った感じです。 こもり校長:ラジオから流れてきた音楽から、どういうものを受け取ったんですか? 山口:当時周りの大人たちは、みんな悲しい顔をしていたんです。誰も笑ってくれなかったんですけど、そのときに流れてきたロックバンドは自然と笑ってくれているようで……。明るい気持ちにもさせてくれて、周りの環境になかったものを与えてくれました。 こもり校長:そのときは受け取る側だったけど、発信する側になりたいと? 山口:当時はなかったんですけど、憧れというか「こんなことができたらかっこいいな」と思って、ギターを持って……気づいたらこっち側に立っていました。 COCO教頭:それまでは、楽器に触れたりは? 山口:全くないです。家族が音楽をやっているとかもなかったです。 こもり校長:じゃあ音楽に触れる機会は、そこまで多くはなかった? 山口:そうですね。ラジオから……ですね。 こもり校長:そのときに実際に聴いたラジオ番組は覚えていますか? 山口:最初に聴いた番組は覚えていないんです。でも、そこから聴きまくって、このSCHOOL OF LOCK! はめちゃくちゃ聴いてました! 生徒(リスナー)です!! こもり校長:すごくない!? COCO教頭:たどり着いたんだ! 山口:ヤベーヤベー! 今日ここにいるのはヤベーって! 全員:(笑)。