安倍派議員への聴取開始、特捜部 対象数十人、高額受領から
自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑で、東京地検特捜部が安倍派議員への任意の事情聴取を始めたことが16日、関係者への取材で分かった。高額の還流を受けた議員から聴取するとみられ、対象は数十人に上る見通し。特捜部は政治資金規正法違反(不記載など)の疑いで調べている。 派閥側が2022年のパーティーで還流した現金について、議員側に対し、パーティー収入として政治資金収支報告書に記載するよう依頼したケースがあったとみられることも判明。派閥で還流を問題視する声が上がり、議員側の収入の扱いとし、裏金を隠そうとした可能性がある。