オリコン「好きな女性アナ1位」のTBS田村真子アナ、大手広告代理店の内部資料・女性アナ“パワースコア”ランキングで上位に入らなかった理由
今や人気女性アナはフリー転身が当たり前だが、本当に人気が高いのは誰なのか──。大手広告代理店では、独自に集計したタレントやアナウンサーの「人気調査」の結果を『パワースコア』という数値にして、社内で共有しているという。これは代理店がマーケティング会社と協力し、10~60代の男女にアンケートを取り、それぞれの俳優、タレントらの知名度や誘引率(その人が出ていたら見たいかどうか)を組み合わせて算出したもの。この数字が高い人ほど出演した際に高視聴率が期待されるため、キャスティング時の検討材料にされる。 【表】TBS田村真子アナや和久田麻由子アナなどもランクイン 人気女性アナ40人「タレントパワー指数ランキング」
本誌『週刊ポスト』では、代理店で共有されているという「女性アナランキング一覧表」を入手。各局アナからフリーアナまで総勢40人の数字が並んでいた。1位となったのは、毎年恒例オリコンの「好きな女性アナウンサーランキング」で殿堂入りしている、日本テレビの水卜麻美アナ。一方、2024年のオリコンの「好きな女性アナウンサーランキング」で1位だったTBSの田村真子アナは、“パワースコア”のランキングでは上位に入っていなかった。いったい、それはどうしてなのだろうか、【前後編の後編】 オリコン1位になった田村真子アナ(TBS)は、代理店のランキングでは21位だ。この違いはなぜ生まれたのか。 「この指標は『知名度』に『とても見たいと求める人の多さ』を掛け合わせた数値になります。そのため、知名度に加え、強く“好き”と感じるファンがいるとスコアが高く算出されます。田村アナは好感度は高いですが、まだその途上ということでしょう。 オリコンではランク外でも、田村アナと同じかそれ以上のスコアだった元テレビ東京の鷲見玲奈アナや森香澄アナは男性人気が非常に高く、逆に日テレの徳島えりかアナは女性の認知度・人気がともに高水準です」(広告代理店のキャスティング担当者) NHKの“絶対的エース”和久田麻由子アナは37位だった。 「報道番組メインで、かつNHKということで上の世代の認知度は高いが、若者にそこまでのリーチがない。同僚の桑子真帆アナにも同じ傾向が見られるが、和久田アナより上位(29位)なのは『ブラタモリ』などの教養バラエティへの出演により、女性の認知度と人気が高かったから。 その点、同じNHKの出身で『news zero』(日本テレビ系)の総合司会など報道メインの女性アナでも全世代に圧倒的な人気を誇る有働アナの強さを感じます」(同前) もっとも、このスコアは年に4回ほど季節ごとに更新されるという。各局の番組がそうであるように女性アナたちの人気の浮き沈みもまた、宿命のようなもの。新しい年の動き次第では、数か月後の数字はガラリと変わっているかもしれない。 (前編から読む) ※週刊ポスト2025年1月3・10日号
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