<プレミア12速報>日本、韓国に逆転負けで決勝逃す!
世界野球「プレミア12」の準決勝、日本対韓国が19日、東京ドームで行われ、日本は3-4で韓国に逆転負けし、決勝進出を逃した。先発の日ハム、大谷翔平(21)は最速160キロをマークしたストレートを軸に7回を1安打11奪三振、無失点に抑える圧巻のピッチング。一方、打線も4回に中日の平田良介(27)の先制タイムリーなどで3点を奪って援護したが、8回から引き継いだ楽天の則本昂大(24)の9回続投が誤算となり、3連打を浴びるなど1点を失い、松井裕樹(20)、日ハム増井浩俊(28)と継投したが、最後は元ソフトバンクのイ・デホに逆転タイムリーを打たれた。土壇場でゲームをひっくり返された日本は、その裏、反撃できず、悔しい準決勝敗退となった。日本は、明日、20日に行われるメキシコ対アメリカの敗者と、21日に3位決定戦(東京ドーム)を戦う。
たった1球で先頭打者をサードゴロに打ち取った大谷は、マウンド上で何かを訴える仕草をした。 小久保監督がベンチを飛び出してアンパイヤに確認した。実は、ネット裏のカメラのフラッシュが目に入ったという。絶対負けられない試合の先発に抜擢された大谷は、それほど冷静だった。 2人目のイ・ヨンギュの4球目に160キロが計測された。飛ばしている。最後もストレートでサードゴロ。キム・ヒョンスにも初球が160キロ。力が入ってボールは暴れていたが、最後は159キロのストレートをインサイドへ。高さはが甘かったが、3番打者のバットは空を切った。 心は熱く、体は冷たく。そういうバランスが求めれた。どうプレッシャーをコントロールするか。序盤の調子は、決して完璧ではなかった。二回、先頭のイデホに死球を与えた。逆球だった。だが、2年連続50本以上を打ち、メジャーのツインズが入札したパク・ビョンホは、ライトフライ。6番のミン・ビョンホンのバットをへし折りセカンドへの併殺にねじふせた。イニングを重ねながら、心と体の波長を自己調整しながら合わせていくかのようだった。 5回からは、嶋が配球にスライダーをミックスし始めた。まずは、イ・デホを裏をかいたスライダーで見逃しの三振。パク・ビョンホはフォークでスイングアウト。6番打者もスライダーで見逃しの三振。圧巻の5者連続三振である。6回も先頭のファンジェギュンのライナー性の打球を松田がジャンプ一番好捕。ノーヒットピッチングが続く。 7回、1番のチョン・グンウにセンター前ヒットを許して大記録は逃したが、続くイ・ヨンギュを158キロのストレートで三振に斬って10個目の三振。キム・ヒョンスも、3打席連続となる三振、イ・デホもサードゴロに打ち取って二塁を踏ませなかった。