生きるヒント 小中高生に 盛岡・未来図書館 20周年 多様な立場で大人が助言
県内小中高生のキャリア教育支援に取り組む盛岡市のNPO法人未来図書館(古澤眞作理事長)は、2024年で創立から20年を迎えた。これまでに支援した小中高生は4万6000人以上。社会人や大学生が仕事や人生についてアドバイスし、子どもたちに変化の激しい時代を生きるヒントを与えている。 同法人は、子どもと社会をつなぐことをミッションとして04年に創立。主に県内の小中高生を対象に各種キャリア教育支援プログラムを実施しており、これまでに多様な価値観を持つ社会人や大学生3000人以上が、176校の児童生徒約4万6360人と交流してきた。 プログラムの一つ「未来パスポート」では、多様な職種の社会人または社会活動などに従事する大学生が講師となり、仕事や活動について紹介。子どもたちは仕事のやりがいや社会人としての心構えなどを聞き、職業観や人生観を育んでいる。 今年は創立20周年を記念し、これまでの歩みを紹介するイベント「本を貸さない図書館の20年の物語展」を11月29日から今月1日まで盛岡市のクロステラス盛岡で開催。学生が中心となってさんさ踊りや交流会などを企画し、活動の周知を図った。