「話がスカスカ」な人と「相手が唸る話を」と意気込む人、どちらが交渉を有利に進められるかの意外な結果
雑談が上手い人は何をしているか。コミュニケーション心理トレーナーの松橋良紀さんは「雑談では、相手を唸らせるような内容は必要なく、スカスカな内容の話でいい。所ジョージさんは、ビートたけしさんや明石家さんまさんに、『くっだらねえな』とよく言っていた。これはお笑い芸人という職業の人にとって、『立派だな』『尊敬するよ』よりも、最高のほめ言葉である」という――。 【この記事の画像を見る】 ※本稿は、松橋良紀『うまく「雑談できる人」と「できない人」の習慣』(明日香出版社)の一部を再編集したものです。 ■初対面で印象が悪かったら、それを覆すには数時間以上かかる ---------- うまく雑談できる人は見た目を一番大事にし、 できない人は「人は見た目じゃない」と言う。 ---------- いっさい身なりに気を使わない人がいます。そういう人の決まり文句は、 「人は見た目じゃない! 中身だ」 確かに、身なりに気を使わない人の中には、天才と言われる人も多いです。 髪型などの外見などに気を使う時間もないくらい、何事かに取りつかれているからこそ、天才的な成果につながるのでしょう。しかし、それは限られた人だけにゆるされた特権だと思います。 初対面の印象は、2秒から長くても8秒までで決まるといいます。しかも、初対面で印象が悪かったら、それを覆すには数時間以上かかるというデータもあります。たまにしか会わない関係なら、初対面の印象が悪ければ一生そのままです。 初対面で感じのいい人ランキングだと、「清潔感のある人」が常に上位です。 では清潔感とは何でしょうか? ある調査では、「清潔感とはヘアスタイルの影響がほとんど」だそうです。ボロボロのジーンズや古着でも場合によってはおしゃれになりますが、ボサボサで整っていないヘアスタイルは、清潔感がない印象を与えてしまいます。 男性は、美容室に行ったことがないという方が多いです。ぜひ一度、男性でも美容室に行って、「似合う髪型にしてください」とお願いしてみてください。別人のように変わる場合もあります。