高校生の夢をかなえる「キッチンカー」銀行と「SDGs私募債」発行する地元企業が寄贈(鳥取・境港市)
山陰中央テレビ
高校生の活動に役立ててもらおうと、鳥取県境港市の高校に地元の企業から「キッチンカー」が贈られました。 12日に境港市の境港総合技術高校でお披露目されたのは、真新しい「キッチンカー」です。 境港総合技術高校機械科3年・椎葉絢都さん: 今回の贈呈は、私たち生徒の夢をかなえるための大きな一歩と成りました。心から感謝いたします。 キッチンカーは、牽引式で軽自動車ほどの大きさ。中には、水回りやカウンターが設けられています。この高校には、水産加工などを学ぶ食品ビジネス科があり、生徒たちは授業の一環で新商品を開発、販売にも取り組んでいます。これまで、地域のイベントに参加する場合はキッチンカーを借り受けていましたが、近年は需要が高まり、必要なタイミングで確保できない場合もあることから、山陰合同銀行が教育機関への寄付を付けた特別な社債、SDGs「私募債」を発行する地元企業13社と連携、キッチンカーと看板用のモニターを贈りました。寄付額はあわせて200万円余りだということです。 山陰合同銀行米子営業本部・高橋一成本部長: このような取り組みが、各地域であんなことも、こんなこともできるんじゃないか、声を頂ながら、我々はかかんにチャレンジして応援していきたい。 境港総合技術高校機械科3年・椎葉絢都さん: 地元や県外のイベントで、境港総合と企業が共同開発した商品などを販売していきたいと思っています。 学校では今後、主に利用する食品ビジネス科の生徒の意見を聞いたうえで、機械科や電気電子科の生徒が、内装や調理器具を設置、地域イベントなどで活用することにしています。
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