欧州CL優勝のRマドリード 今季限りで引退のMFクロースが有終の美「寂しくなるけど…うれしい」
◇欧州チャンピオンズリーグ決勝 Rマドリード2―0ドルトムント(1日・ロンドン) 2023―24年シーズンの欧州チャンピオンズリーグの決勝が、ロンドン・ウエンブリーで行われ、Rマドリード(スペイン)がドルトムント(ドイツ)を2―0で下し、2シーズンぶり、大会最多を更新する通算15度目の優勝を果たした。 前半は鋭いカウンターからドルトムントがチャンスを作ったが、Rマドリードはベルギー代表GKクルトワの好セーブもあり0―0でハーフタイムへ。後半29分、今季限りでの現役引退を表明しているRマドリードのドイツ代表MFクロースのCKを、スペイン代表DFカルバハルがヘディングで決めて先制。同38分には相手パスミスを突いたショートカウンターから、ブラジル代表FWビニシウスが決めてリードを広げ、試合を締めくくった。 以下はRマドリードのラストゲームで先制アシストをマーク、自国ドイツでの開催となるユーロ2024後の現役引退を表明しているクロースのコメント。 「僕の考えでは、こういう形で去りたかった。先週は素晴らしい雰囲気で本当に楽しかったが、決勝にも集中していた。僕たちはこの試合に勝ちたかったので、そのための準備をしてきた。前半はうまくいかなかったが、このチームは常に前進し続ける。彼らが僕たちに勝つためにはゴールを決めなければならない。それが無かったので問題なかった。このようにRマドリードを去ることができてとても嬉しいし、これ以上の方法があるとは思えない。この10年間で僕が経験したことは忘れられないものばかりで、これからも懐かしく思う瞬間があるだろう。僕がこの決断をしたのは、違う人生を送りたいからだ。寂しくなるけど、優勝という形で終えるのはとてもうれしい」
報知新聞社