「半導体や生成AIはハイリスク、お勧め投資先は」 元長者番付1位の清原達郎氏が伝授する相場で勝つ方法
■「ロスカット」をしてはいけない こうした苦境を乗り越え、清原氏が運用していた「KIファンド」の基準価額は1998年7月の100から2023年6月には9100にまで達した(下図参照)。 個人投資家が相場に向き合う際に、どのような心構えでいるべきか。清原氏のメッセージはこうだった。 「とにかく相場が下がって損したときにパニックにならないことです。株式投資で一番やってはいけないことは下がっているときに株を売ることです。
よく『ロスカット』という言葉を聞きます。『買ってから10%以上株価が下がったら売る』みたいな話です。空売りなら仕方ないけどロングでロスカットなどナンセンス極まりないですねえ。 買った銘柄の株価が下がったら基本『もっと買う』か『そのままにしておく』かの2択です。特殊な場合を除いて売ることなどありえません。 なお私はSNSをやりませんので、私を名乗るアカウントはすべて詐欺です。ご留意ください」
藤尾 明彦 :東洋経済 記者