地震から3ヵ月で復旧の「のと鉄道」 受験生へエールを送る“応援列車”を運行
大学入学共通テストが10日余りあとに迫るなど、いよいよ本格的な受験シーズンに突入します。 【写真を見る】地震から3ヵ月で復旧の「のと鉄道」 受験生へエールを送る“応援列車”を運行 地震で被害を受けながらも勉学に励む受験生を応援しようと、石川県七尾市と穴水町を結ぶのと鉄道が、「受験生応援列車」の運行を始めました。 のと鉄道が企画した「受験生応援列車」は、地震で被害を受け、十分とはいえない厳しい環境でも勉強を頑張ってきた受験生に元気に試験に臨んでもらえるよう、3学期のスタートに合わせて運行を始めました。 初日の7日朝、七尾駅で社員らが列車から降りてきた高校生たちに地域住民から寄せられた応援メッセージや、健康を守る「プラズマ乳酸菌のおいしい免疫ケア」のドリンクが入った「合格応援セット」を配りました。 生徒「風邪とかならないようマスクして、受験があるので対策している」「いま勉強が大事な時期なので、こうやっていろいろ支援してくれるのはうれしい」 ■地震で大きな被害が出たのと鉄道 復旧を果たし受験生にエール 七尾市と穴水町を結び、生徒たちの通学の大切な足でもあるのと鉄道ですが、2024年1月の能登半島地震で、施設や線路など50か所に被害が出ました。それでも、社員が一丸となって復旧に当たり、わずか3か月で全線で運行を再開しました。 のと鉄道旅行センター営業企画担当・東井豊記さん「のと鉄道としても地域としても子どもたちは大事な未来なのでそういった子どもたちや親御さんも安心して学校に送り届けてもらえるような、そういった気持ちで乗ってもらいたい」 応援列車には、車内に生徒が利用する飲食店や駅の清掃活動を行うグループなどから寄せられた沿線地域の応援メッセージを掲載します。 また、車内の広告欄には受験に臨む上で大切となる免疫力アップやバランスの良い食事、効果的な運動など体調管理に役立つ情報も満載です。 のと鉄道旅行センター営業企画担当・東井豊記さん「受験する子もいるし、これから卒業して就職する子もいると思うけど、残りの学生時代を自分たちの力を発揮しながら楽しんで送ってほしいし、自分たちの力を信じて進んでほしい」
応援列車は、公立高校の入学試験が行われる3月12日まで運行し、受験生を精神面や健康面からサポートします。
北陸放送