【武雄競輪(ナイター)FⅠ】中野真吾がA級1、2班戦初の決勝進出「目標は自力を貫いて40歳までにS級」
<31日・武雄競輪・2日目> 【記者コラム・造田大の大勝負】 中野真吾(38)=佐賀・111期=が新年で幸先良いスタートを切る。2日目3Rは抑え先行で2着。見事決勝進出を決めて、2024年最後のレースをいい形で飾った。 【競輪・賞金ランク】古性優作が断トツの賞金王、史上最高額を大幅更新 ダッシュ力が武器で、練習や競技タイムではS級レーサーを圧倒することもあるという。だが意外にも今回がA級1、2班戦初の決勝進出だ。「練習は自分の方が強いのに、レースでは負けることが多かった」。そんな現状を改善すべく、最近は練習方法を見直した。「筋トレを控えるようにしている。脚力は昔の方があったと思うけど、競走の技術は上がった。力の出し方を覚えてきた」。今回の準決も徐々にペースを上げて巧みに駆けた。 「これから点数を上げていって、自分がレースの中心になるようになりたいですね。目標は自力を貫いて40歳までにS級。脚力を戻していけばいけると信じています」。最終日11Rも西九州トリオ3車の先頭で自力。準決同様、レースを支配して来期に弾みをつける。▼11Rは中野の引き出しで古川―井寺のワンツーに期待。1=7―345。 ▼6R(小島歩) S級点確保に向けて好気合。武雄の長い直線を生かして脚を伸ばし連入。5=14―134。