ニンニク復興の力に 穴水の農園で29日イベント
復興支援イベント「ニンニクサミット」(北國新聞社後援)は29日、穴水町沖波の「ヒゲじい農園」で開かれる。ニンニクの収穫体験やニンニク料理の振る舞いがあり、収益の一部が寄付される。農園の大沼美喜男さん(80)=白山市=は「ニンニクを味わい楽しい時間を過ごして元気になってほしい」と話している。 大沼さんは2016年から沖波地区の休耕田などを活用してニンニクの無農薬栽培を手掛けている。現在は約10万個を生産し、大阪や京都の料理店などからも引き合いがあるという。 ニンニクサミットは昨年初めて開催し、好評を得た。農園は元日の地震で地割れしたものの、ニンニクの生育に問題なく、住民からの要望もあって今年も開催することになった。 収穫体験はニンニク1個100円で、ニンニクを使ったギョーザや豚汁などを振る舞う。オカリナやギターの演奏、シャンソンも披露される。