「森の芸術祭」会場が損傷、公開中止 岡山・奈義 強風影響、22日再開へ
「森の芸術祭 晴れの国・岡山」(11月24日まで)の実行委は20日、強風の影響で、アルゼンチン出身の人気作家レアンドロ・エルリッヒさんの作品を展示する岡山県奈義町豊沢の屋内ゲートボール場・すぱーく奈義の会場の一部が損傷したとして公開を中止した。22日から再開できる見込み。 実行委によると、作品は森の上を歩くような体験ができる空間芸術の大作。19日午後5時の閉館後、屋根にある構造上の隙間から風が吹き込み、天井からの光を遮るため設営していた暗幕が外れ、破れたとみられる。 20日朝、会場の施工業者が発見。実行委事務局は、意図した演出ができないとして午前11時に公開を中止し、スタッフが来場者への説明に追われた。休館日(月曜)の21日に復旧作業を行う。 中止後に訪れた美作市の女性(65)は「残念だが自然相手なので仕方ない。楽しみにしていたのでまた来たい」と話した。