【大学野球】来秋ドラフト候補のパワーヒッター・立石正広 代表で西川史礁を見て勉強の日々
スケールの大きな選手を目指す
好きな選手はドジャース・大谷翔平。スケールの大きなプレーヤーを目指しており、MLB志向が強い。「野球で最高峰の世界。メジャーでプレーしたいです。現実、難しいでしょうけど、NPBで活躍してからになりますが、1年でもかじりたい思いがあります。そのための準備を、今から高い意識で進めていきたいです」と目を輝かせる。 現在は三塁手、一塁手として存在感を示すが、将来を見据えて「プロで順応していくためにも、二遊間を守れるようにしたい」と課題を語る。ノックでも1球1球、捕球姿勢、送球を確認しながらレベルアップに努めている。 今代表ではあこがれの右スラッガー・西川と身近で勉強する日々。今春のリーグ戦序盤は不調だったが、SNSを通じて打撃の助言を求めると、西川は快く応じてくれたという。 「シンプルにヒットすら出なかったんです(苦笑)。レベルの高い東都大学リーグで、どういう待ち方をしているかを聞きました。すると、基本は真っすぐだ、と。まずは、ストレートをとらえないといけない、と。参考にさせていただき、きっかけをつかみました」 6月29日に直前合宿がスタートして以降、西川の一挙手一投足を見て学び、実戦で生かしている。立石はチーム解散まで約3週間、侍ジャパンの勝利のためにバットを振り、充実の日々を過ごす。 文=岡本朋祐
週刊ベースボール