世界最大級の家電・IT見本市「CES」開幕 AI製品が席巻
電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスクCEOとドナルド・トランプ次期米大統領との親密な関係は、自動運転車両分野での規制緩和を予想させるものとなっている。
市場分析会社エンダールは、日常生活の一部になっているとはまだ言えないが、空飛ぶ車も一部出品されるだろうと予想。「実際に購入できる車両を見ることができるはずだ」としている。ただし、「飛行について承認を得ることは、また別の問題だ」とも述べた。
タスクを管理してくれるロボットや、癒やし系ロボット、かわいいペットロボットも、展示品の一部だ。
心を落ち着かせるためのガジェット、美容のためのガジェット、良質な睡眠を助けるガジェットなども展示されており、技術が生活のあらゆる側面に浸透し続けている。
グリーンガート氏は「デジタルヘルスは大きな分野に成長するだろう」と話した。
■関税めぐる懸念も
トランプ氏が主張している関税引き上げは、輸入品のコスト押し上げ要因になるため、米国市場をターゲットにしているCESの参加者にとっては関心事項だろう。
エンダールは、多くの展示品には輸入部品が含まれているため、トランプ氏がカナダや中国、メキシコからの輸入品に高関税を課せば、価格は大幅に押し上げられると予想。「多くのCES出品者は懸念するだろう」としている。
ただ、グリーンガート氏はこうも指摘する。「(関税をめぐる)話はひそかに行われることになるだろう。次期政権を怒らせないように」【翻訳編集】 AFPBB News