シンママ向けの補助はよく見るのですが、シンパパ向けの支援はないのでしょうか?
母子家庭の貧困が社会問題化しているのに対し、父子家庭は経済的に余裕があり、生活に困らない程度に収入を得ていると思われがちです。 しかし、シンパパでも経済的に苦労していたり、生活費の工面が大変だったりすることも決して珍しくありません。母子家庭と同様に受け取れる手当や受けられる支援制度などを確認し、適用要件を満たしていたら申請手続きを行うなどしてみてください。 本記事では、シンパパや父子家庭が受け取れる手当や受けられる支援制度などについて解説します。
シンパパもシンママ同様に支援を受けられる?
ひとり親世帯が受け取れる手当や支援制度は複数ありますが、要件を満たしていれば母親に限らず父親も適用対象です。経済的に苦しい、仕事と育児の両立が難しいといった悩みを持つ父親は、どのような手当を受け取ったり、支援を受けたりできるのかを確認し、活用していくとよいでしょう。 ◆父子家庭は14万8711世帯 厚生労働省の「令和3年度 全国ひとり親世帯等調査結果報告」によると、 父子家庭の総数は14万8711世帯とのことです。そのうち、父の平均年齢は 40.1歳、年齢階級別で見ると40~49 歳の5万5541世帯が最も多く、次に30~39歳の4万8749世帯でした。
シンパパ向けの手当や支援制度
シンパパ向けの主な手当や支援制度を図表1でまとめているので、活用できるものがないか確認してみてください。
※東京都福祉局 シングルママ・シングルパパ くらし応援ナビTokyo「お金に関すること|支援一覧」
手当や支援制度を活用して経済的負担の軽減につなげよう
子どもを育てているシンパパならではの経済的な苦労や悩みは多々あることでしょう。もともとは母子家庭を対象にした手当や支援制度でも、父親だからという理由だけで適用対象にならないわけではありません。シンパパや子どもの将来のためにも、ぜひ手当や支援制度を活用してみてください。 ただし、手当を受け取ったり、支援を受けたりする際には、申請手続きを行う必要があります。手続きの方法や必要書類は申請する自治体によって異なりますので、窓口や電話などで確認してみるのがスムーズです。 出典 厚生労働省 令和3年度 全国ひとり親世帯等調査結果報告 (令和3年11月1日現在) 東京都福祉局 シングルママ・シングルパパ くらし応援ナビTokyo お金に関すること|支援一覧 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部