オークションハウス「ゴールディン」のホームページから

　ドジャース大谷翔平投手（30）が前人未到の「50本塁打、50盗塁」を達成したホームランボールの入札が22日（日本時間23日）締め切り日を迎え、日本時間午前11時の当初の締め切りから延長入札が続いている。締め切り直前から10回以上の入札があり約２時間が経過した段階で最高入札額は３６０万ドル（約5億2200万円）と５億円を突破した。これまでのホームランボールの最高額は1998年にカージナルスのマーク・マグワイアが70号本塁打を放ったボールで300万ドル（約4億3500万円）で、マグワイアの記録を超え、さらに上昇している。 【写真】「50－50」を達成した際のホームランボール 　午前11時まで残り5分を切って日本時間21日午後2時すぎに入札された210万ドル（約3億500万円）が最高額だったが、直前に230万ドル（約3億3400万円）まで入札額が上がって、受付が30分間延長。11時半直前にも260万ドルまで上がり、さらに270万ドル、280万ドルと徐々に上がっていった。 　歴史的価値のあるこのボールは米オークションハウス「ゴールディン」が競売を行い、住まいのグループなどを傘下に持つ株式会社K2（愛知県名古屋市）など複数の日本人が参加している。 　大谷が50号本塁打を放ったのは9月19日の敵地マイアミでのマーリンズ戦。この試合で3本塁打を放ち、2本目で50本に到達し「50－50」を達成した。ボールは外野スタンドのファンの間で争奪戦となった。出品した男性の他に、所有権を主張する男性が2人おり、現在2件の訴訟が行われている。所有権を争う当事者たちは競売の継続を了承しており、落札者には予定通りボールが渡ることになっている。