史上最高額は誰だ!? 日本人、歴代移籍金ランキング19位。ロッベン超え!? 10代で欧州に渡ったレフティー
欧州各国リーグは、2024/25シーズンに向けた準備を始めている時期で、今夏も様々な移籍市場の動きがある。今回は、歴代の日本人選手の中で、その移籍金が高額だった選手をランキング形式で順位ごとに紹介する。※移籍金や市場価値、スタッツは『Transfermarkt』を参照。順位が並んだ場合は同サイトの表示順位に準拠。
19位:堂安律(どうあん・りつ) 生年月日:1998年6月16日 移籍先:フローニンゲン(オランダ)→PSV(オランダ) 移籍日:2019年8月30日 移籍金:750万ユーロ(約12億円) 2017年にガンバ大阪からオランダのフローニンゲンへ期限付き移籍した堂安律は、1年後に170万ユーロ(約2.72億円)で完全移籍に切り替わり、さらにその1年後に750万ユーロ(約12億円)でオランダの名門クラブであるPSVに引き抜かれた。 当時無名だった堂安は、オランダ1部開幕戦に先発で出場したあと、4試合出番がなかったものの、第6節トゥエンテ戦で初アシストを記録し、続くズヴォレ戦で初得点を挙げ、良い流れをつかんだ。鋭いドリブルのカットインと、そこから繰り出される正確な左足のシュートは、すぐにチームの信頼とファンのハートをつかんだ。 19歳でオランダへ渡った堂安は、フローニンゲン加入時にオランダ『RTV』などに対して、「フローニンゲンを選んだのは、アリエン・ロッベンやルイス・スアレスのような選手がここで育ったからです」と語り、自ら偉大な先輩たちの名前を挙げた。そのスタイルからすぐに周囲は「和製ロッベン」と堂安を称えるようになり、2017/18シーズンのファンが選ぶフローニンゲンの年間最優秀選手に選出されている。 2018年夏に買い取りオプションを行使して正式に堂安を獲得したあと、フローニンゲンはさらに1年間堂安を育て、2019年夏にオランダ国内の強豪PSVに750万ユーロで放出した。フローニンゲンにとって、これはクラブ歴代3位タイとなる移籍金収入で、ルイス・スアレスをアヤックスに放出した際の移籍金も750万ユーロだった。ロッベンは18歳のときに430万ユーロ(約6.88億円)でPSVに売却されており、堂安律はオランダの名ウインガーよりも多くの額をフローニンゲンに残したことになる。
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