藤あや子、今年5月子宮体がん診断に「ああ悪いものは取ってしまおう」と手術即決 早期受診強く訴え
演歌歌手の藤あや子が13日、都内でアストラゼネカ社主催のメディアセミナー「子宮体がんの早期治療へ向けて 見過ごされがちな不正出血、スルーしないために知るべきこと」に出席した。 今年4月中旬に受診した人間ドックでがんの疑いを指摘され、初期症状に多い不正出血もあったことから再検査したところ子宮体がんが判明。「夫に相談したら『それは病院に行った方がいい』と予約入れてくれた」と周りの後押しもあったと振り返った。診断には「『私はがんではないでしょ』と重く受け止めることが出来なかった」というが「『ああ悪いものは取ってしまおう』と切り替えることができた」と5月初旬に摘出手術。「術後次の日から階段でトレーニングをしたりとか」と精力的なリハビリで、同月中にステージ復帰した。 罹患(りかん)前は「テレビで日本人は2人に1人はがんになると言われるけど、まさか自分ががんになるとは思ってなくて」と他人事。毎年人間ドックは受診していたというが、子宮体がんについて「全く知らなかった。子宮頸(けい)がんと体がんの違いも知らなかった」と明かした。 自らの経験を踏まえ「婦人科に行くということ自体が勇気いることだと思うけど、命あっての自分の人生」「自分の体を見つめて一日も早く検査していただいて治療していただくことが、私のように元気に仕事ができたりとか生活に戻れる」と早期受診・検診を強く訴えた。 この日は東京慈恵会医科大学産婦人科講座主任教授の岡本愛光氏、同講師・診療医長の西川忠曉氏の講演も行われた。
報知新聞社