“雪”が原因か…関越道で多重事故・新潟バイパスで死亡事故「路面がシャーベット状に」 土砂崩れで通行止めも…雪道運転・除雪作業に注意を
NST新潟総合テレビ
強い寒気が流れ込んだ週末の新潟県内。雪が原因とみられる事故や土砂崩れが発生しています。雪道での運転や除雪作業には十分な注意が必要です。 12月7日の湯沢町。雪がしんしんと降る中、早朝から車の雪下ろしをする人の姿がありました。 【雪下ろしをする人】 「うちらは大変。ただ、スキー産業だから降らないと困るというのはある」 7日、8日で津南町では63cm、魚沼市守門で44cm、湯沢町で34cmの雪が降りました。 今シーズン、初めてまとまった雪が降ったことで、スリップして立往生する車も。 さらに、魚沼市の関越道で撮影されたのは、車体が破損した2台の車。 【撮影者】 「スリップ事故で…多重事故。暗かったので気付かず、本当に避けようがないくらい。発煙筒も何もたいていなかったので、ぶつかってしまった」 普通乗用車が中央分離帯に衝突し、後続のマイクロバスなどが追突する5台関与の事故が発生。当時、魚沼市には大雪と着雪注意報が出されていました。 事故は新潟市中央区の新潟バイパスでも…。 12月8日午後11時半前、追い越し車線を走っていた軽自動車が道路の左側にある防護壁に衝突しました。 この事故で、後部座席に乗っていた栗原佑太さん(35)が死亡し、3人が重軽傷を負いました。 運転手の男性は「路面がシャーベット状になっていてタイヤをとられた」と話しているということです。 阿賀町では、県道が通行止めに。 【記者リポート】 「高さ25mほどのところからコンクリートで固められた部分も崩れ落ち、道路を塞いでしまっています」 7日、阿賀町綱木の県道で発生したのは土砂崩れ。県によりますと、走行中の車1台に土砂が接触したものの、運転手にケガはなかったということです。 【県津川地区振興事務所 吉田仁史 次長】 「12月に入ってからも雨が降り続いていて、雨の影響で地盤が緩んだのではないかということで、対策をどうするか検討している」 また、上越市では自宅周辺の除雪をしていた80代の男性が除雪機の下敷きになり、肋骨などを折る重傷を負っています。 本格的に始まった降雪シーズン。雪に慣れていない時期だからこそ、車の運転や除雪作業には十分な注意が必要です。
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