「123万円は最低でもできる。ここから山登り」国民民主党・玉木雄一郎代表(役職停止中)が熊本市で演説『103万円の壁』や『インボイス制度廃止』などで意見
役職停止中の国民民主党・玉木雄一郎代表が、12月14日に熊本市を訪れ、街頭演説やタウンミーティングに出席した。玉木代表は『年収103万円の壁』の引き上げを訴えたほか、2025年夏の参院選に向け、熊本でも候補者擁立を目指す姿勢を示した。 【画像】衆院選後初めて熊本を訪れた国民民主党・玉木雄一郎代表(役職停止中)
衆院選後に初来熊した国民民主党・玉木代表
12月14日に熊本市で街頭演説を行った国民民主党の玉木雄一郎代表(役職停止中)は「103万円、この所得税の基礎控除を引き上げていく。これをあと1週間、何とか頑張って178万円を目指していきたい」と話し、『年収103万円の壁』の引き上げを訴えた。 玉木代表は「すごく閉じた、限られた非公開のところで、皆さんの所得や手取りに関することが全部一部の人たちによって決められていた。それをオープンにして、情報を出して、そして国民を巻き込んで議論をする。これが本当の民主主義」と訴えた。
参院選候補者擁立に「熊本も例外ではない」
また午後からは、タウンミーティングに出席し、『103万円の壁』の引き上げをめぐり、12月13日に自民・公明両党から提示された『123万円への引き上げ案』について参加者と意見を交わした。 出席者は「これ(123万円への引き上げ)で終わるのかと心配」と話すと、玉木代表は「123万円では終わらない。あそこがスタート。しかも来年からできる。123(万円)は最低でもできることが決まったから、ここから山登り」と、178万円への引き上げに意欲を見せた。 このほか、玉木代表はインボイス制度の廃止などについても意見を述べた。 また、タウンミーティング後に取材に応じ、2025年夏の参院選に向けた党の姿勢について、「衆議院選挙では一定程度、議席を増やして躍進したが、3議席ほど候補者の擁立が足りず、他党に議席を渡してしまったという苦い経験もあるので、何とか来年の参議院選挙については国民民主党の候補者を擁立して受け皿をできるだけつくっていきたい。熊本も例外ではない」と述べた。
テレビ熊本