阪神・金本監督が気になる他球団の5人
阪神の金本知憲監督(47)が2日、横浜で行われた「セ・リーグ、ファンミーティング」に参加、トークイベントで、他球団の要注意選手としてチームごとに5人の名前を挙げた。 「最もライバル視する球団と、要注意選手は?」と、全監督にぶつける質問コーナー。最もライバル視する球団と聞かれて「他の5球団」と答える模範解答では面白くない。司会者もあまりの愚問に機転を利かせ、昨季の対戦成績の悪かった球団を挙げるなど質問を変えていったが、金本監督は「去年は、現場にいなかったので、各チーム、一人ひとり(要注意選手を)言っていいですか?」と、会場のパシフィコ横浜に詰めかけていた多くのファンへのリップサービスを兼ねて、5人の名前をリストアップした。 「巨人はギャレット、ヤクルトはバレンティン、カープはエルドレッドと新井。あ、新井はまだ現役ですか? 中日は大野、ベイスターズは今永が気になる選手です」 かつての盟友、広島の新井貴浩(39)をいじって笑いを取りながらも、各チームから一発屋と、新戦力、そして開幕カードである中日の開幕投手の名前を挙げた。 ギャレット・ジョーンズ(34)は、メジャーで通算122本を誇る巨人の新4番。ヤクルトのウラディミール・バレンティン(31)、広島のブレッド・エルドレッド(35)は、いずれもクリーンナップを任される主砲。バレンティン、エルドレッドは、共に昨季は故障で試合出場が限定され、バレンティンは15試合でわずか1本、エルドレッドは、79試合で19本と結果を残せなかったが、コンディションを整えてくれば、大きなプラス戦力となるのは間違いない。 「外国人にホームランを打たれるとね。接戦はホームランで片がつくことが多いので怖いですよね」と、金本監督は、外国人3人をリストアップした理由を説明した。 横浜DeNAの今永昇太(22)は、ラミレス監督が本拠地開幕となる3月29日の巨人戦先発を公表した新戦力。昨季、横浜DeNAには14勝11敗と勝ち越しているが、打線では敵わない相手だけに、先発に安定感のある新戦力が加わると厄介なチームになる。