タンパク質・脂質の働き:コンディショニングのための「食と栄養」基礎知識(専門家が監修)
タンパク質・脂質を体内で効率よく利用するために「まごわやさい」
さらにこれらを体内で効率よく利用するには、さまざまな栄養素をバランスよく摂取することも大切。そこで推奨したいのが、以下に挙げる「まごわやさしい」食材の数々だ。
まごわやさしい
「まごわやさしい」は、和食に多く使われる食材の頭文字からなる言葉。日々の食生活に取り入れることで、自然と栄養バランスが整えられる。運動量の多い人は、ここに肉を追加するのもいいだろう。 まめ(豆類):「畑の肉」とも呼ばれる大豆はタンパク質のほか、ミネラル類もバランスよく含まれる。 ごま(種実類):細胞の老化を防ぐ抗酸化成分のほか、ナッツ類は血行を促すビタミンEを多く含む。 わかめ(海藻類):ミネラル豊富で低カロリー。水溶性食物繊維がコレステロールを吸着・排出する。 やさい(野菜類):緑黄色・淡色野菜合わせて1日350gでビタミン類をバランスよく摂取したい。 さかな(魚介類):良質なタンパク質と脂質を同時に摂取。アジやイワシなどの青魚は特におすすめ。 しいたけ(きのこ):低カロリーで食物繊維やミネラルのほか、丈夫な骨を作るビタミンDが特に多い。 いも(いも類):糖質のなかでも食物繊維を多く含む。特にジャガイモは熱に強いビタミンCが豊富だ。 取材・文/オカモトノブコ(初出『Tarzan』No.869・2023年11月22日発売)