ジョンベネちゃん殺人事件から30年、謎を検証する新たなドキュメンタリー公開 米
当時6歳のジョンベネ・ラムジーちゃんが殺された事件から約30年、Netflixは殺人事件の捜査を検証する3部構成ドキュメンタリーの詳細を発表した。 【画像を見る】未来を奪われた17歳の美少女、犯人は遺体写真をインスタで拡散 『Cold Case: Who Killed JonBenét Ramsey(原題)』と題されたドキュメンタリーは、美少女コンテストのプリンセス殺害の謎を追いながら、警察当局やメディアが捜査や報道を誤ったのではないかと訴える。監督は『パラダイス・ロスト』を手がけたジョー・ベリンジャー。配信スタートは11月25日。 1996年12月26日の朝、ジョンとパッツィのラムジー夫妻は娘のジョンベネちゃんの姿が見えず、ぞっとするようなメモが残されているのを発見した。同じ日、父親のジョンは地下室で娘の遺体を発見。首にはナイロン製のひもが巻きつけられ、両手首は頭の上で縛られ、口にはテープが張られていた。6歳の少女は性的暴行を受けた末に惨殺されていた。コロラド州ボルダーの警察は捜査に乗り出すと、さっそく家族に疑惑の目を向けた。あっという間に地元・全米メディアによる過熱報道が続いた。 家族が誘拐と見せかけて殺したのだという説が浮上したが、2008年のDNA鑑定の結果、直近の親族は容疑者リストから外された。2006年にジョンベネちゃん絞殺を自供した元教師ジョン・マーク・カーが第一容疑者だという説もあれば、家政婦のリンダ・ホフマン・ピューやサンタクロース役を演じたビル・マクレイノルズが真犯人だという声も上がった。2019年にデイリーメール紙が報じたところでは、長らく容疑者リストに名前が上がっていた小児性愛者で犯罪者のゲイリー・オリヴィアが6歳のジョンベネちゃんを「誤って」殺したと一連の手紙で自供した。 未解決事件の発生から20年目の節目に合わせ、謎が渦巻く事件を偲んだ特別番組が各局で放送されている。CBSは『The Case of: JonBenét Ramsey(原題)』を、A&Eは『The Killing of JonBenét: The Truth Uncovered, Lifetime dropped Who Killed JonBenét?(原題)』を、Investigation Discoveryも『JonBenét: An American Murder Mystery(原題)』をそれぞれ放映した。
KALIA RICHARDSON