さんま 楳図かずおさんめぐる〝腹が立った〟出来事を回想「すごいショックだった」
明石家さんまが9日深夜放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」に出演。88歳で亡くなった漫画家・楳図かずおさんの思い出を語った。 【写真3枚】鮮やかなカラーのまことちゃんハウス さんまは東京・吉祥寺でロケをしていたときに、楳図さんと遭遇したことがあるそうで「『この辺に楳図かずおさんが現れます』言うて、そしたらホンマに現れて。見つけやすいんですよ。だって『ウォーリー』ですから。一人だけの『ウォーリーをさがせ!』やから、すぐ見つかるんですよ」と裏話を披露。 続いて「それでイヤやったいうこともなく出演してくれて、永遠しゃべったり、私も何回かお会いさせていただいてるんですけど、サービス精神の旺盛な超すごい先生よね」とその人柄を回想した。 一方で「俺が腹が立ったのは…」と振り返ったのは、2007年に楳図さんの自宅・まことちゃんハウスを巡って起きた訴訟だ。建築中に近隣住民が「景観破壊だ」と訴えたことでニュースに取り上げられ全国的な話題に。最終的に請求は棄却され問題なしとなった。 さんまは「赤い屋根、壁かな? それで問題になったんです。近所が『目障りだ』というので。それでいろいろ裁判もなされたんですけど、楳図かずおの家であのちょっとした赤を、なんで『目障り』って言う?というので、すごいショックだったのは覚えてますね。すべてがすべて楳図かずおさんのことを好きだということはないやろけど、なんか認めてほしいよね、そこは。なんぼ嫌いでも。認めなあかんやんか、あれぐらいの人は」と悔しがり、「それは残念なときはありましたけども。88歳。ご冥福をお祈りします」と故人をしのんだ。
東スポWEB